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難しいな

もうすぐ会社を退職する老害元上司

彼、4月頃からは明らかに様子がおかしかくなりました。
その1,2年前ぐらいからなんだかガンコ親父になったなぁとか、ずいぶん意地悪言ってるなとか思っていました。
それは私に対しては全く向けられず、男性社員に向けられていたものだったのですけど。

元々、デリカシーがない人ではありました。
無神経に思ったことを人に言ってしまう。
悪気はないのがわかりますが、やっぱり傷つく人もいます。

私は今年の4月以降、あまりにも周囲への攻撃がひどくなり、暴走して皆の仕事をことごとく邪魔することに耐えかねて、猛抗議、猛反論し、その元上司を驚かせました。
大嫌いになり、早く退職してほしいと願っていました。
ほとんど目を合わすことすらしなくなり、かつてはあんなに仲良く仕事をしていたのに会話も全くなくなりました。
本来の部署でも総スカンをくらい、私の部署でもほとんど相手にされなくなりました。

元上司は社長に呼び出され、注意を受けたり、人事と面談をしてパート契約期間満了を待たずしての退職が決まりました。
長年会社に貢献してきた人を、会社側から辞めさせるというよりも、自ら身を引くという幕引きに誘導した人事もなかなかやるな、と思いましたけど。

退職が決まると、彼はふっきれたのか、何か憑き物が落ちたかのように、穏やかな人に戻りました。
私が知っている、元々の人物に戻った感じです。
この数年、退職へ向けての彼なりの葛藤があったりしたのかなとも思いましたが、正直、本当にもう潮時だとは思いますので、退職が決まってホッとしました。

私もこの数カ月は猛烈に愚痴を言っていましたけど、長年お世話になってきたのも事実。
子育てしながら仕事をする私を理解してくれようとし、子供優先で、といつも言ってくれていました。
人数の少ない部署でこじんまりと二人三脚で色々一緒に仕事を進めてきました。
ですので、最後色々ありましたけど、退職の時ぐらいは笑顔で送り出したい、感謝の気持ちを伝えたいと思っています。

3年前に中途入社してきた30代男性も同じ考えのようです。
彼はブラック企業からの転職者で、うちの会社に入った時に、こんなにも部下の話を聞いてくれる上司がいるのかと驚いたと言っていました。
ところが、やはり私と同じように、1,2年前からの異変に気付き、特にその元上司からの攻撃を受けるようになっていたのです。
でも、彼も退職が決まってからの上司を見て、過去の感謝を思い出しているようです。

違うのは・・・
2年前に異動してきた元上司の後任の方と、1年前に異動してきて、今私の部署の長になっている40代男性。
彼らには、この元上司に対しては「イヤなやつ」という印象しかないのです。
退職が決まって一番喜んでいるのは彼らです。

私は穏やかな人物に戻ってからの上司には普通に接するようになりましたし、愚痴も言わなくなりました。
単純に、愚痴を言うような要素がなくなったので。

ところが、前述の二人は、元上司の良い時代を知らないので当たり前かもしれませんが、恨みつらみの感情しかないため、送別会もしない、と決めているようです。
実は、今年の3月で別の部署に異動する時に送別会を盛大にやったのです。
だから必要ないだろうと・・
確かに、確かにお金かけて送別会したにもかかわらずその後も何かと言い訳をつけて居座っていました。
この二人が後任として一番おかしな影響を受け、苦労して大変だったのですから、良い感情を持てないのも理解できます。

彼らからしたら、多分一番元上司に対して怒っていた私が、今何も言わなくなったことも理解できないかもしれませんね。

でも、最後ぐらいは・・・
まあ、送別会はできないとしても、私は個人的にでもお花を用意したいと思っています。

自分も含めて、人の感情って難しいな、と思いました。

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2 Comments

  1. すま
    すま 2018年10月5日

    詳しい事情が分からないのでコメントがはばかられていたのですが、お伺いしていて色々と思うことがありました。見当違いかもしれずその時はごめんなさい。

    老害上司さんのお話し聞いていて再雇用(退職後の)はまだ会社でどう受け入れて良いか分からないんだろうなと感じました。退職後の人がどんな風に活用出来るかの経験が会社になく持て余し、ご本人も決裁権もなく新しいことに思うようについていけない焦りや不安と。共にどうして良いのかが見出せず硬直しちゃったような印象です。この先に色んな人の経験が重なって、再雇用で活躍できる働き方が出来てくるのでしょうね。

    私の会社にも再雇用の方がいらっしゃったのですが周りも忙しくて構えなくてご本人もしんどくなってお辞めになっていました。丸でひと昔前の腰掛けOL のようです。ニコニコ笑ってお茶が淹れれて定時退社して、ある年齢で寿退社。そんな女性も男性と張り合いお局さんと呼ばれても歯を食いしばり出世するようになり、結婚も出産もして。子育てと仕事の両立に悩み、やっと子育てするママに優しい環境も整ってもワンオペ育児って言葉が家庭にまだあったり。

    学生時代にホームステイ先のホストマザーが看護婦さんでバリバリ働いてて、アメリカはママもみんな生き生き働いてていいなぁって言ったら、違うよ。先輩ママ達が戦って来たからなんだよ。10年やもっと長く女性の社会進出には時間とファイトがあった。今の当たり前は先輩の作ってくれた道なんだよって。だから日本もこれから変わるよ。しかも10年とかすごいスピードで、と言われました。

    まさにその通り。入社した頃は産休取る人も珍しかったのに今は当たり前になって来ています。周りの視線も優しくなり、管理職をこなすママも増えて来ました。

    老害上司さんも戸惑い、反抗期の子供のように自分の存在をアピールしているかのようでしたね。ご自身やご主人もいつか通るかもしれない道の先駆者として苦悩された上司さんにきちんとお別れと労いをされるの私は大賛成です!形ではなく気持ちです‥が、その世代は形が好きそうですね。笑。お花とともにkinakororinさんのお疲れさまでしたの気持ちが伝わると良いですね(^^)

    つい長文になり失礼しました〜!

    • kinakororin
      kinakororin 2018年10月6日

      すまさん
      ありがとうございます。

      まさしくおっしゃる通りです。
      会社側にも、再雇用される側にも、受け入れる私達社員側にも、準備ができていなかったということだと思います。
      主人とも同じ話をしていたところです。
      会社からはきちんとした説明もなく、本人も会社も、なんとなく今までの延長としか考えていなかったのだと思います。
      給料が下がり、なのに仕事も同じだったり、逆に暇になったり、再雇用される人のモチベーションの保ち方までは誰も配慮が及ばす…
      一方私達は後任の人の立場もあり、いつまでも上司気分で指示してくる人に困惑し…
      本来であれば活かせるはずのせっかくのベテランの知識と経験さえも鬱陶しく感じるようになりました。
      遠い昔は人事部の仕事をしていた私としては、再雇用にあたって、される側、受け入れる部署に対してある程度の説明や研修が必要だなーと感じてしまいました。
      今回のように老害にならないために、本人のためにも会社や社員のためにもしっかりとした共通の認識や意識の持ち方が大切ですね。
      すごく勉強になりました。
      今までも再雇用されている人は社内にいましたが、
      若干仕事や部署が変わったりで、あまりトラブルにならなかったのかもしれません。

      私の上司は、ワンマン管理職で長年やってきて、いきなりなんの決定権もなくなって、自分がやってきたことを改革されるのを目の当たりにすると、自分のやってきたことを否定された気分になって我慢できなかったのかなと思います。
      もちろんこちらとしては決してそうではなく、より時代と状況に合ったやりかたに改善しているだけなのですが、本人にはそう映らなかったのでしょう。

      昨日も再雇用の年齢の引き上げがニュースになっていましたが、今後、企業が直面する問題が沢山でてくるだろうな、と思いました。

      ホームステイ先のママさんの話、素敵ですね。先人達の功績をしっかりと称えて、おかげで今の自分たちがあるのだという考え、見習いたいですね。

      後任の人は今でも老害元上司に早く消えてくれと思っているようですが(~_~;)私は最終日は笑顔で感謝の気持ちを伝えたいと思います!

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