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それは突然のことでした

私の実家は自宅から車で10分ほどの場所です。
隣の市になりますが、環境の良いところで、実家の両親も兄も姉も私もかなり気に入っています。

数週間前、父から家族LINE(両親と私含め3人の子ども)に、
「ここの家を売って〇〇に引っ越すことにしました!」
と突然連絡がありました。

少し前から母が
「もっと小さい家かマンションに引っ越そうかしら」と言っているのは知っていました。
ただ、私もあの家がが好きだし、イチコやニコも大好きなのです。
ですから、そんな本気にも受け取らず
「えー、もったいないよー」と言っていたのですが・・・

実家は40年ほど前に建てて、数年前に簡単なリフォームもしました。
父が元の設計をして、建てた頃は、当時としては結構斬新なデザインで、転校生だった私の家に遊びに来たがる人も結構いました(笑)

ただ、生活の拠点が2階になっているので、とりあえず毎日階段の上り下りはあるし、階段もカーペット敷きなので滑りやすいのです。
数年前に母が階段から落ちてしまい、足を骨折して入院・手術をしたことがありました。
その際に手すりなどをつけてもらいましたが、それでも高齢の両親にはやはり住みづらくなっているのだと感じました。
立地としては環境も素晴らしく、駅も近くてとても良い場所なのですが、何しろ家の構造が高齢者向きではないという現実。
5人家族だった当時は感じなかったけれど、二人で住むには広すぎます。

今はまだ元気ですが、歩く速度は二人ともビックリするほど遅くなっていますし、ひとつひとつの動作もかなり遅くなっています。
使っていない部屋があれば物置になってしまうのでそれなりに荷物も増えてしまいますし、母なりに色々と思うところがあったのだと思います。

引越し先の〇〇という土地は、いわゆるリゾート地のような感じで温泉もあります。
リゾートマンションなどが沢山あり、それなりに高齢の定住者もいるようです。
私の自宅からは1時間半ほどで、そんなに遠いわけではないのですが・・・

姉は反対モードでした。
兄は残念がってはいましたが現実問題として、その選択はありなのかなと。
私は・・・すぐに駆け付けられる距離でない事や、生活環境の変化など、色々な心配はありますが、基本的には賛成でした。

毎日温泉に入りたい、コンパクトにのんびり暮らしたいという母の意向を尊重したいなと思ったのです。
この距離ならば、娘たちも大きくなって時間がだいぶできた私が月一か月二ぐらいで定期的に行くことは可能ですし、電車でも1本で行かれます。
あと何年の人生になるかわかりませんし、介護が必要になればまた色々問題が出てくると思いますが、何より、両親の人生ですから、両親のしたい様にしてほしいという気持ちが大きくなりました。

思い返せばかなり波乱万丈な二人の人生でした(笑)
破天荒で自由な父と結婚したばかりに、大変な苦労をしてきた母。
それまで常識的に真面目に生きてきた母の結婚後の人生は決して平凡なものではありませんでした。

ただ「人生」として振り返ると、面白味はあったと思うし、沢山の色々な経験ができて、苦労ばかりが目立つけれど、いいこともあったように見えます。
本人は絶対にそう言わないと思いますけど(笑)
セレブのような生活を経験できたことも、どん底のような生活になったことも、変わり者の父と結婚してしまったがゆえ(笑)

それでも両親は私たち3人の子どもを必死に大学まで行かせてくれ、同じようにバラエティー豊かな沢山の経験をさせてくれましたから本当に感謝してもしきれません。
ですから、毎日温泉に入ってゆっくりのんびり暮らしたいという母の希望をかなえてあげたいなーと・・・
父は・・・自由な人なのでどこでも生きて行かれると思います(笑)

結局は反対モードだった姉もいろいろ考えて「そうだね・・・」と新たな生活を応援することになりました。
今でも色々心配はつきないようですが、なるようになるしかないと思います!

ということで、これからしばらくは実家の片付けの手伝いやらで休日は忙しくなりそうです・・・
バイト以外はあまり予定がないイチコとニコにも沢山手伝いに行かせようかと思っています。

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6 Comments

  1. Coo
    Coo 2020年2月6日

    ご両親 素敵な決断ですね
    少し遠くなりますが なかなか行けない距離ではないし
    (私 転職するまで10年間 車通勤片道1.5時間でしたし~)
    温泉に入りに行く気分で(*^ー^)ノ♪

    子供に金銭的援助を求める親や
    介護は子供がして当たり前 と言う親
    近くに住むべき!と住まいまで強要する親もいる中
    子供達の世話になる気持ちもなく 自ら遠くへ越されるご両親
    素晴らしい!
    将来 そんな親になりたいです私

    • kinakororin
      kinakororin 2020年2月6日

      Cooさん

      ありがとうございます。
      そう言っていただけて嬉しかったです。

      でも、片道1.5時間の通勤て!!それは大変でしたね(@_@;)
      私、運転は嫌いではないし、ドライブ気分で行かれる道なんですよ(笑)
      肩が痛いので湯治気分で通います!笑

      私や姉も、近くに住んでいるので当然今後は頼りにされるだろうしそのつもりでいたのですよ。
      それが、こちらを当てにすることもなく、二人だけで生活して行こうという決断に正直驚きました。

      実際、すぐに介護が必要になったとしたらまた状況も変わるのかもしれませんしそうなったらもちろん介護もするつもりですし、また引越しが必要に合成るかもしれませんけど。
      でも、それまでは好きなようにしてほしいと心から思います。

      自分の人生ですものねー

      私も現状、将来は娘たちに頼るつもりは一切なく、金銭的にも生活的にも自分たちで完結したいなという希望はあります!
      そのためにも老後の資金は頑張って貯めないとですね!!

  2. Coo
    Coo 2020年2月6日

    どうなるか分からない未来を考え悩み
    やりたい事を諦めたら 勿体ないですからね
    もしも すぐ介護等が必要になったら その時は
    また考えればいいんです
    毎日温泉なんて 素敵すぎる~
    私も お金貯めて 素敵な老後を送れるように頑張ろっ
    私は京都にセカンドハウスが欲しいなぁ~

    計算したら 12年間 片道1,5時間でした
    長女が年長~ 次女は0歳~
    まぁ1年は育休取りましたが 子育て一番大変な頃ですね
    (今は違う意味で大変だけど(^_^;))
    ここを乗り越えたからこそ 勿体無くて仕事辞められな~い
    あとヒト踏ん張り 頑張ってお金貯めよっ(笑)

    • kinakororin
      kinakororin 2020年2月9日

      Cooさん
      そうなんですよね!先のどうなるかわからないことを心配していても仕方ないですからね。
      なるようになる、その時はその時!と思っています。

      毎日温泉、いいですよねー。
      私、結構な頻度で通います!笑

      京都にセカンドハウスなんて憧れる〜
      それこそ素敵すぎる〜

      子育て一番ピークに大変な時期にその通勤時間を乗り越えたならもう怖いものなしですね!あとは子育ては楽になっていくばかりですからね。

      あと少し、お互い豊かな老後のためにお金貯めましょう!笑

  3. すま
    すま 2020年2月9日

    こんにちは〜。kinakororinさんのご両親はこんな風に暮したいって希望があって転居されるんですね。素敵〜!慣れ親しんだ所を離れる不安とかもあるでしょうが、それ以上に楽しみがあるっていいですね。変化にも柔軟に対応しようって前向きな考えが出来るご両親なのかなぁと想像♪さらに勝手な想像ながらkinakororinさんもblogの一端からそんなしなやかさ感じます(^^)超慎重派の私からは憧れ!

    ただご実家がなくなるってすごく寂しいでしょうね。。すごく前に祖母(今は亡くなりましたが)が高齢のため自宅を出ることになった時に母が元気に振る舞いながらも寂しそうに自宅の片付けをしていた姿が急に思い出されました。私も思い出の祖母の家に最後に見納めに行ったのですが、なんとも言えない気持ちでした。ただの空間なのにそこにしかない思い出があるのが不思議。

    今の住まいも子供達にはそんな空間なんですね〜。我が家も5人家族だから今は所狭しと物で溢れてますが、みんな巣立ったらがらーんとするんだろうな。考えたら寂しー。

    片付けなどは、くれぐれもご無理なく!
    ギックリ腰経験者からの余計な心配でした。汗。。

    • kinakororin
      kinakororin 2020年2月9日

      すまさん

      こんにちは!

      そうですねーブログにも書いたとおり、両親はなかなか波乱万丈な人生を通り抜けてきているので、何があっても動じない強さはあるのかもしれないです。

      わたしはどうかなぁ…(^_^;)
      なんとかなるでしょーという考えの持ち主ではあると思うんですけど…娘たちの反抗期の時はそんな風に思えてなかったかも(笑)
      あせってイライラモヤモヤしてましたね。
      それを乗り越えつつある?今、ドーンと構えていられる人間になりたいとは思います!

      実家が無くなるのはとても寂しいです…
      大好きな土地、大好きな家だったので。あの家も色々あって何度も売却危機を乗り越えてきたんですよー(笑)
      思い出も沢山。
      今はあまり考えないようにしています。残しておいても誰か住むわけでもないし、両親の生活の方が大切ですし、前を向くしかないですからね。

      私の祖父母も私が大学生の時に東京の家から伯父の家に同居のために引っ越したのですけど、私自身もすごく寂しかったし母はもっと寂しかっただろうなーと思いました。

      自分の人生の何年分かがそこに詰まっていますからね。
      娘たちは生まれた時から今の自宅ですし、将来同じ想いを持つのでしょうね、、

      ギックリ気をつけます‼︎
      先日初めて、あ、ヤバいかも?という瞬間がありました。
      大丈夫でしたが…そろそろ本当にそのあたり気をつけないとですね!
      ありがとうございます。

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