公立高校は残念なことになり、第二志望の私立高校への進学が決まっているニコ。
もう気分はすっかりその私立に向かっていて、公立への未練は全くなさそうです。
というのも、同じ中学からその高校へ進学する子が思いのほか沢山いたのです。
大抵はニコのように公立が不合格となってしまった子のようですが。
10人以上も知っている顔があれば安心できますよね。
卒業後、生徒向けに説明会と、クラス分けの為のテストがありました。
本人は数学はおそらく1問ぐらいしかできていない！！と笑いながら帰ってきました・・・
英語はかなりできたと思うけど、国語はできたかどうかはさっぱりわからないとのこと。
その学校はコースが分かれていて、普通のコース、進学コース、さらにその上のコースがあります。
ニコは内申が良くなかったのもあり、入試の時は本当にギリギリで普通のコースを受験しました。
併願する受験資格さえギリギリだったのです。
少し前ですが、ニコ宛てに「クラス分けテストの結果、あなたは進学のコースに移れますがどうしますか」という連絡がありました。
ニコはコース変更できる自信がなかったので、家では「普通コースでいい」と言っていたのですが、即答で「移ります」と答えたそうです。
思わぬ連絡に、若干浮かれ気味で私に電話をしてきました。
数学があんなにできなくても進学コースに行かれるってどういうこと？と思いましたが、文系、理系に分かれているようなので、英数国平均的にできるというより、文系が得意かどうかで判断してもらえたのでしょうか。
英語は理系でも使うでしょうから国語ができたの？？謎だらけです。
それとも相当数の辞退者がいたの？とか思ったり。
一番上のコースは文系１、理系１の２クラスのみ。次の進学のコースは文系２、理系２の４クラス、普通のクラスは６クラスあるそうですが、進学コースの中でも下のクラスのようなので、本当にギリギリだったんだなと思いました。
それでもコース変更の知らせはニコに少しの自信をもたらしたようです。
私が
「進学コースに行っても、のんきにしてたらあっという間に落ちこぼれるよ。一生懸命ついていかないとね」
というと、素直に
「うん。今度は頑張る」
と言っていました。
目指していた高校はダメでしたが、こうして新しい居場所で少しずつ自信をつけていってほしいなと思いました。
イチコはニコが進学コースに移ると聞いて少し驚いていました。
ギリギリで奇跡的に公立にひっかかったイチコはのん気に遊んでいると、あっという間に落ちこぼれると思いますので、ニコに触発されて少しはあせる気持ちを持ってほしいなと思います。
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