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先生からの厳しい言葉

週末、イチコの学校で三者面談がありました。
イチコは一緒に行く道中、何度も
「あー、いやだなぁ」と言っていました。
私も「いやだなぁ」と言いながら(笑)

今まで娘たちの学校の面談で行くのが憂鬱になったことはありませんでした。
いつも「特に問題ないですね」という感じで終わっていたので・・・

ところが今回の成績についてはやはり先生も黙っていられないでしょうね、ということで、二人して憂鬱に思いながら行きました。

面談が始まって、先生から数学のことや成績のことを言われるかとドキドキしていました。
ところが、思いのほかそちらについてはあまり言及されませんでした。
「留年」という言葉もでませんでした。
それよりむしろ、先生から厳しいことを言われたのは、イチコが学校に提出した、志望校等についてです。
ランクがどうとかではなく、志望校が1校しか書いていない。これはどういうことですか、と。
イチコはダンマリ。

先生はわかっているのです、イチコが大学受験について全然自分で考えていないことを。
高校受験の時もそうでした。学校見学に行こうともしない、何も調べない。そんなことでイライラしたことを思い出しました。

先生から、じゃあ、今行きたいところ、もしくは知っている大学名を言ってごらん、と言われたイチコはしばらく黙っていました。
知らないはずないんです。でも、自分の実力とかけ離れているから恥ずかしくて言えないという気持ちだったのだと思います。
やっと絞り出したのは「有名な大学・・・○○大学とか・・・」と。
先生はそれについては何も言わず、
「志望校も学部もまだちゃんと考えていない、オープンキャンパスもちゃんと調べていない・・・厳しいことを言わせてもらうと、これでは何も指導のしようがないよね・・・」
その通りです。

お母さまはどうお考えですか?と聞かれました。
私は普段感じているありのままのことを言いました。

先生は、高校生だから、と思っても、考えている子は細かいところまで自分で考えています。
でも、そうでない子もまだまだ多いのです。
その場合は親御さんが一緒に考えてあげて欲しい、と言われました。
オープンキャンパスについてもリストを出してあげるとか、なにか協力できることがあればお願いしたい、と。

ただ・・・すでにやっていることばかりでした。

先生に、それもした、あれもした、でもやり方や言い方がいけないのか、結局ケンカになってしまう、と伝えると
「・・・うーん・・・。それでもなかなか自分から動けないのか・・・」

先生「大学に行きたいと思っている?」
イチコ「・・・大学には行きたいです」
先生「行きたいけど何もしない、では筋が通らないよね」
イチコ「・・・はい」
先生「行かないからやらない、ならいいよ。筋が通ってるから。でも行きたいけどやらなきゃいけないこともやらないっていうのはちょっと違うよね。やってること、めちゃくちゃじゃないかな?大体大学行くにしても、お金を出してくれるのは多くの場合は保護者さんだよね。出してもらうんだからそれも考えて自分で頑張らないといけないよね。」
イチコ「・・・はい」

「オープンキャンパスに行ってみて気持ちが切り替わる子も多いです。そろそろ自分で考えないといけないね。やってる子はどんどんやってるよ。」

イチコは少し涙目になっているように見えました。

塾や予備校についてはどうするつもりかと聞かれました。
双子で、二人同時に予備校に通わせることは結構厳しいと思っているので、なるべくなら自力で頑張ってもらいたいと伝えました。

先生自身は「私も高2の時、親の言うこと、聞きませんでした。けど、言われ続けたことは頭の片隅にいつもしこりになって残ってはいました。そして、母親からとうとう『2学期の成績で一つでも3があったら大学入試は受けさせない』と宣告されました。そこで自分ではこのままではマズイな、とスイッチが入りました。ですので、かなり厳しい態度で行ってもいいのかもしれませんね。」と。

先生のこの言葉、イチコにどのように響いたでしょうか。

つづく

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