Every day is a new day

雨の日パニック



入学して数日目。

基本的には最寄駅までは自転車を使うことにしていますが、雨の日はバスで行くとのこと。
雨が降ることは天気予報でわかっていたので、イチコにしては珍しく早めに準備していました。
ちなみにニコは宿泊研修で泊まりなのでいません。

自宅の目の前にバス停がありますが、ミニバスなんです。
本数は朝は1時間に8本ほどと意外にあり、通常駅まで5分で着くのですが、循環バスのため住宅街を通ってきますので、雨の日はうちの前の停留所に来るときには既にものすごく沢山の人が乗っています。

イチコは自室からバス停を覗いては
「ママ、また乗れなかった人いる」
と不安げでした。
雨の日はだいたい満員で乗車できずに、何台も見送るしかないこともしばしばあるようです。

それでもイチコが家を出たとき、バス停で待っていた人は2人。
それぐらいなら乗れるかなと思い、そのまま軽くいってらっしゃーいと送り出しました。
すると、しばらくして
「全然乗れない」
とメッセージが。
窓からのぞくと、家を出て20分ほどしても、イチコはまだバス停にいて、後ろには長蛇の列が!!
何本も乗れないまま皆じーっと待っているようです。

このままでは遅刻してしまうととても焦っているイチコ。
日頃、時間にルーズな彼女もさすがにしょっぱなから遅刻するのはイヤみたいです(笑)
駅まで歩けなくはないですが、普通に歩いて25分ぐらいかかります。
しかも結構な雨だし、今から歩くと確実に遅刻。
かといって私も会社に行かなければなりません。

はっ!今日はダンナさんが休みだった!と思い出し(忘れてたんかい)、グースカ寝ていたダンナさんを(申し訳なさげに)叩き起こして車でイチコを駅まで送ってもらうことにしました。
彼は非常に寝起きがいいので助かります。
パッと起きて「わかった!」と着替え、ものの数分でササッと出てくれました。

パパに駅まで送ってもらい、間に合うだろうなと安心していた私ですが、イチコからなぜか
「間に合わないかも。」
とラインが。
雨なので駅から学校までバスで行こうとしたようです。
雨だからこそ普段より道も混むし、バスはまた遅れるから危険、いつも通りもう一本電車を乗り継いでそこから歩く方が確実じゃないかな?と慌てて返信しました。
結局、途中で同中出身の男子たちに会い、皆で電車で行き、ギリギリでしたが無事間に合ったそうです。

さてこれから雨の日はどうするのかな。
自宅から少し離れたバス停もあり、そちらのバスで行くという手もありますが、駅前付近で道が混むルートなので、微妙です。
今回はたまたまパパがお休みだったから送ってもらえたけれど、雨のたびに毎回というわけにはいきません。

カッパを着て自転車で行けばー?と言ったのですが、ダンナさんは
「雨の日は自転車なんて危ないよ」と反対。
まあ、クセっ毛を一生懸命ヘアアイロンで伸ばしているイチコとニコにとって雨にぬれる可能性はなるべく排除したいところでもあります。

私も通勤でバスは使わないので、こんな日に慣れておらず、朝からイチコと私はプチパニックでした。
ニコがいたらもっとパニクっていたと思います。
結局、バス停で待っていた人はおそらく長い人で40分はそこにいたと思います。
歩いたほうが早いのはわかっていると思うのですが、もしかしたら次のに乗れるかもとか思ってしまいますよね。
本当に気の毒に思いました。
イチコがパパに送ってもらってからバス停を覗くと、行列の後ろの方にイチコとニコの同級生だった女の子がいました。
彼女もイチコと同じく不安そうな顔をしてソワソワしていました。
あー、イチコが行く前に彼女のことに気づいていたら一緒に駅まで送ってあげられたのに!!!

でも、こうして自分で大変な思いをして学んでいくことって大切だなって思いました。
次は同じ思いをしないように色々な方法を自分で考えながら行動できるといいのですが。

今まで先回りしすぎてバスの時間を調べてあげたり、ルートも調べてあげたりしていた過保護な私でしたが、これからは自分でなんとかしていく力をつけさせないといけないな、と少し自分も反省した朝でした。

↓ポチっとしていただけると嬉しいです

にほんブログ村

高校生ランキング


モバイルバージョンを終了