高校に入って電車通学になり、それなりに早く準備していた二人ですが、やはり、最近はだらけぐせが出てきて、またギリギリに家を出るようになりました。
ニコは電車一本で、あとは学校まではちょっと遠いですが徒歩です。
イチコは乗換があります。しかも乗り換える電車は1時間に4本ほどしかない電車なので、1本乗り遅れるともう大変です。
今朝も二人はバタバタとギリギリに出発しました。ニコの方が少し早めにでました。
イチコは相変わらず夜の間に学校の準備をしないので、朝になって色々探しています。
私がキコキコをしながら
「時間大丈夫？」
と言うと
「うるっさいな、大丈夫」
と言って仏頂面。
出るときに、
「またギリギリになって来てるよ？これじゃ何かあったら大変なことになるよ？もっと余裕をもって動きなさいよ？」
と言うと無視して家を出て行きました。
私が出勤の準備をしていると、家の電話がなりました。
誰だろう？と思って出るとイチコが
「ママ！定期忘れた！！」
と。
「知らないよ」と答えると
「お願い、送って！」と言います。
「定期無かったら切符買えばいいじゃない。」
というと、
「お財布もない」
とのこと。
本当は急いで探して届けてあげて、なんなら学校まで車で送ってあげたい気持ちが心のどこかにあったことは事実ですが、
ダメダメ！ここでそれをやったらイチコの為にならない！と心を鬼にして
「ダメ。ママも今日は大事な仕事があって遅刻はできないから。諦めて取りに帰って遅刻していきなさい」
と突き放しました。
そして
「ママももう出るから」
と電話を切りました。
それでもさすがに気になったのでイチコの部屋に入って定期を探しました。
机の上やベッドなど探しましたが見当たらない・・・と思ったらベッドの横にゴロンと定期入れが落ちていました。
するともう一度電話がかかってきて
「学校に遅れるって電話して」
と言ってきたので、わかった、それはするからと答えました。
そして学校に電話をして、
「娘が駅で定期もお財布も見当たらないと連絡がありまして、これからまた戻ってくるので遅刻してしまいます」
と事実を連絡しました。
学校の学年主任の先生は
「あらら、それでは担任に伝えますね。あわてないで気を付けてくるように伝えてください」
と言ってくれましたが、遅刻は遅刻・・・私もショックでした。
でも仕方ないので出勤する時に家の玄関のど真ん中にイチコの定期を置いて出ました。
結局30分ほど遅刻したんじゃないかと思います。
これがいい薬になるのか、のど元過ぎればなんとやらで感覚がマヒして
「なんだ、遅刻しても大丈夫じゃん」
と繰り返すようになるのか・・・心配でです。
そして今日は帰ってきてなんと言ってくるか・・・
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