イチコのAO入試対策は、結局予想通りに準備がギリギリになり、練習回数も私から見たら十分とは思えないまま本番の日になりました。
でも、直前になってあーだこうだと私が言うのは逆効果だと思ったので、ただただ優しくアドバイスをして見守ることに徹しました。
本当は、もっとこれやったら?もっとここ直したら?など、言いたいことはなくはなかったのですが。
よく言わずにいられたな、自分も成長したな、とまたちょっと思いました(笑)
当日は朝から夕方まで結構時間がかかりました。
お昼を挟むので、お弁当を持たせました。
ありきたりですがおかずには「とんかつ」を入れました!
そして、受験生のおとも「キットカット」もリュックに忍ばせて・・・(笑)
当日の朝イチコが、パパからもらった「入試突破ハチマキ」(もちろん本番で頭に巻かないとは思いますが!笑)と、姉のダンナさんが福岡県の太宰府で買って来てくれた御札をそっとリュックに入れているのが見えました。
そしてこれまたパパからもらった小さな御守りを制服のポケットに入れていました。
私はそれを見てなんだかジーンとしてしまいました。
茶化したくはなかったので何も言わずに黙っていましたが。
どうしてもやる気がないように見えてしまうイチコですが、イチコはイチコなりに思うように動けない自分と闘って、自分にできる限りには頑張っていたのかもしれないな、と改めて思いました。
朝送り出す時に、
「とにかく落ち着いて、リラックスしてね。全力でやればきっと大丈夫だから!」と励ましました。
「待ち時間や昼休みにスマホいじったりしないように!」との注意も忘れずにしました。
心の中では「頑張れ!ガンバレ!がんばれ!」と連呼していました。
ちなみに、面接での所作だったり挨拶の仕方などのマナーは、一応家庭教師の先生に軽く教えていただきましたが、よほど無礼なことをしなければそんなことはあまり関係ないだろうなと思っていました。
イチコも高校受験でも面接は経験していますし、そのあたりの常識ぐらいはあると思っているので、ほとんど練習はしませんでした。
昼休み、トイレの個室と思われる場所からLINEで連絡がありました。
「○○人ぐらいいる・・・みんな頭良さそう(・_・;) どうしよう!」と。
イチコが受けた大学は志願状況が発表されず、何人の志願者がいて、何人が書類選考で残って、何人が本試験を受けるのかがわかりませんでした。
当日行って周りをみて初めて受験者数がわかるのです。
明らかにあせっているイチコ。
午前中の試験がどうだったかはその時は聞きませんでした。
「他の子もみんな同じこと思ってるよ!意外に少ないと思うよ!だからきっと大丈夫!」と返信。
夕方、全部終わったと連絡があり、様子を聞くと・・・
小論文、筆記は悪くはないと思うとのこと。
ただ、面接が・・・ダメだったようです。
沢山の部屋で同時にプレゼンテーションと面接が行われており、その中でもイチコは割り振られた部屋では最後の受験者だったそう。
ですから待ち時間がとても長く、とてもツラかったようです。
そして面接では、学校生活やその他についてよりも、プレゼンの内容や、矛盾点についての質問が多かったそうです。
面接官は偶然にも、オープンキャンパスで質問をさせてもらったあの教授だったそう。
私としては「知っている顔で良かったじゃない!」と思ったのですが、オープンキャンパスでその教授ご本人もおっしゃっていましたが「僕は厳しいからゼミもあまり人気がないんだよ」とのことで、その言葉通り結構厳しい追及があったらしいです(>_<)
何部屋も用意されている面接の部屋の中でよりにもよってその教授の部屋に当たるとは・・・イチコのその運が吉と出るか凶と出るか。
先方も、イチコの顔を見て「あ・・・」という様子だったそうです。
イチコの顔を覚えていてくれたのでしょうか。
気のせいかもしれないとは言っていましたが。
他の面接官がどうなのかはわかりませんが、イチコ本人の感想としては結構厳しめの圧迫面接風だったと。
去年の経験者談として「面接はとても優しくて和やかに終わった」という情報があったので、なんとなくそれを想像していたようですが。
ただ、面接官数人の内、ほかの面接官は優しかったそうです。
私はなんて励まして良いかわからず・・・
「きっと、プレゼンの内容に興味を持ってくれたから質問がそこに集中したんだよ!」と言うしかありませんでした。
結果が出ていない以上、何を言ってもイチコの耳には届きませんけども・・・
本人は本番が終わった安心感よりも不安が増強してしまったようで、帰ってきてからの落ち込みとやり場のないイライラで、ニコに当たっていました。
でも、その気持ちはわかってあげたいと思ったので、少しそっとしておくことにしました。
私ももう覚悟ができているつもりでしたが・・・
やはり不安と心配が・・・半端ないです。
てことはどこかで期待しちゃっているということですよね(*_*)
もしダメだった場合、こういった状況があと半年近く続くかもしれない・・・。
私もイチコも精神的に限界を迎えてしまうかもしれない・・・
一般受験になった場合の何校受けるかわからない受験料やおさえの入学金が発生したら、とかを考えるのも恐ろしくなりました。
ニコが1校分の受験料で済むのが救いですが。
とにかく、イチコにできることはきっとやったと思って結果を待つしかないですね。
落ち着きません。
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