チュートリアルの徳井さんの納税騒動で思うことがありました。
面白くて結構好きな芸人さんだったので、今後テレビ出演が難しくなることはやはりショックではありましたが、まず最初に思ったことは「なんで?なんでだろう?なんでそんなことが起きたの?」ということでした。
ご本人の記者会見で「想像を絶するルーズさ」という言葉が出てきたようですが、その言葉やエピソードを受けて、ネット上では彼が「ADHDなのではないか」という意見があがっているみたいです。
確かに、過去にお金がないわけでも支払いたくないわけでもないのに公共料金を支払わなかったということや、納税しなくちゃとわかっていてもできなかったということ、先延ばしにしてきたのかなと思われることが沢山あるみたいですね。
彼がADDやADHDなのかどうかなんて私にも世間にも本当のところはわかりませんが、その傾向があるのかもしれないという意見には納得してしまった自分がいます。
わかっているのに先延ばしにしてしまう、後回しにしてしまう、そのうち忘れてしまう、なかったことにしてしまう・・・
幼馴染である相方の福田さんも、徳井さんは子供のころから宿題を出していなかったりルーズだったとはおっしゃっていたそうです。
確かに「ルーズでは済まされない問題」ではありますが、私はイチコのことがあるので、あまり他人ごとに思えずにニュースを見ていました。
イチコも先延ばしにしたり後回しにしてしまうことが多いです。
最近は気持ちが落ち着いていて冷静に動けることや、特に急ぐようなことや、重要な書類提出などがないこともあり、目立って困ったことはないのですが。
クリニックではイチコも一部特性が当てはまるということで、「ADHD・・・かな」というような言われ方をしました。
ですから、世間で言われる特性の全てにあてはまるわけではないですし、「多動」の部分は全く当てはまりません。
ADHDやADDといっても一括りにはできません。
イチコは最近ではお薬も飲んでいません。
そして少なくとも「自分は忘れっぽい、先延ばしにしてしまう」とかの特性に気付いていることで、本人が手帳を利用したり、携帯メモを活用するようになったので助かっている部分もあるのかと思います。
さらに今は家族がそれを理解していることも本人が生活しやすくなっている理由のひとつなのかもしれません。
(特別な扱いは特にしているつもりはありませんが、多少忘れたりしてもまあ仕方ないなと思えるようになったとかそういうことです)
ただ、この先大人になって社会に出てからはそう簡単に周りが理解してくれるかはわかりませんし、本人もそれを周囲に話せるかどうかはわかりません。
それこそ何かの支払い期限だったり、大切な書類の提出期限だったり、そういったものをきちんとできるのかどうかは、やはり心配になります。
ネット上で徳井さんの話をしている方々の中ではご本人がADHDだと診断されているからとてもよくわかるという声も多くあるようです。
皆が普通にできること、当たり前にできることが、本人も頭ではわかっているのにできない、ということが多々あるというのです。
徳井さんがそうかどうかは別として「ただのだらしない人」と「ADHDの影響でそうなってしまう人」との境界線てあるのですかね?
それって、誰かに指摘されたとか病院で診断されたとかそういうことが境界線になるのでしょうかね?
私はイチコのことを「だらしない子」だと思っていました。
でも、クリニックに行って話を聞いてからは
「ADDの影響でそうなっていしまう子」だと思うようになりました。
でも、本当のところがよくわからなくなっています。
ADDだと決めて対応することで良くなるのならそれでいいのだと思いますが・・・
昨日、イチコが翌日のバイトで必要なものや着て行く洋服などを一式準備してリビングに置いている姿を見ました。
とても驚きました。今まで自主的に翌日の準備をするなんてあまりなかったのです。
朝になってバタバタと探し物をしたりするのが当たり前でしたので、その様子を見て私とダンナさんは顔を見合わせてお互いに驚いた顔をしてしまいました。
もちろんイチコに見えないところでですが。
大学受験が落ち着いたことでこんなに本人の生活が変わるということにとても驚きを感じています。
ですから、脳の問題だけでなく、環境や周囲の理解、本人の自覚などが複雑に関係してくるものなのだと改めて感じています。
まだまだしっかりと理解することは難しい問題なのだなと思いました・・・。
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