Every day is a new day

こんな時どうしたら?

昨日、用事があり、ニコとでかけていました。
イチコとは夜に合流することになっており、ニコと二人で交差点を渡ろうとしていた時のこと。

信号が変わり、交差点の横断歩道を渡り始めた時、ニコと私のすぐ近くにいたおじいさんに、左折してきた自転車が結構なスピードで激突しました。
おじいさんは衝撃でひっくり返り、自転車の男性も転んでしまいました。

ビックリしましたが、ニコと私はすぐにおじいさんに声をかけました。
おじいさんは驚いているのか、ひっくり返ったまま。
意識はあるようです。
見たところ、大き目のリュックサックを背負っていたので、ひっくり返った時にはそのリュックがちょうどクッションとなり、頭を打たなかったようでホッとしました。

自転車の男性も動揺していて「大丈夫ですか!!」と言って救護しようとはしていました。
そうこうしているうちに、信号がまた変わってしまったので今度は車が危ないと思い
「とにかく、車道は危ないから移動しましょう」
と声を掛け、移動を手伝おうとしましたが、おじいさんはリュックの重みもあるのかどこかが痛んでいたのかわかりませんが、私たちが手伝ってもなかなか起き上がれない様子。
そこで、おじいさんのリュックを私が持って手を貸し、ニコが急いで車道の真ん中近くにあった自転車を引き上げ、おじいさんも這うようにしてなんとか歩道内に戻ることができました。

するとおじいさんはようやく立ち上がり、自転車の男性に「大丈夫です。」と一言。
自転車の男性も申し訳なさそうに「大丈夫ですか?すみませんでした」と謝っています。

すると驚いたことにおじいさんはその自転車の男性に「すみませんでしたね、お気をつけて・・・」と手を挙げています。
え?おじいさん、あなたは悪くないよ!!と思っていたら、その自転車の男性は「本当にすみませんでした!」と言って、サーっとその場を自転車に乗って去って行ったのです。

そのやり取りを見て私とニコは唖然!
「え?行っちゃうの?」と。
おじいさんは私とニコに向かっても「ありがとうございました。頭を打たなくて良かったです」と頭を下げて・・・
「いえいえ、大丈夫ですか?どこかお怪我はありませんか?」と声をかけるも、私は逃げるように立ち去った自転車が気になり、目で追いましたがすでにいませんでした・・・
おじいさんは恥ずかしさもあったのでしょうか、「大丈夫です、ありがとう」と言って、リュックを背負い、歩いて行ってしまいました。

私の中では当然警察に連絡をするものだと思っていたのです。自転車と歩行者でも立派な事故ですよね・・?
なんなら救急車も、と思ったのですが・・・
いくら被害者が大丈夫です、と言っても、後からどこかに痛みや何があるかわからないし、すぐには気づかないケガもあるかもしれないですし・・・
私が連絡先も言わないで立ち去った男性が行った方向をみていたら、周囲にいた人たちも見ていました。
そこは原宿付近のかなり大きな交差点で人もたくさんいて、結構混雑していました。
でも他の誰も何も言わず何もせず、傍観していました・・・

ニコと私が声をかけていたからいいと思って遠慮していたのかな?

私たちは交差点の中でおじいさんのことで精いっぱいでしたし、誰かしら通報するなり声かけるなり、自転車の男性を止めるなりしてくれなかったことがちょっと寂しく・・・

こんな時、どうすればよかったのかな~と考え込んでしまいました。

おじいさん、本当にケガなかったかな・・・あとから痛いところ出てこなかったのかな。
もしあの瞬間、あのおじいさんがいなかったら場所的にニコに当たっていたような気がします。
そうしたら私は当然すぐに通報してその人を逃がさなかったと思うのです。

でも、私にはすぐにそれができなかった。
私たちがおじいさんを手助けしている間に誰かに何かしてほしかった。
立ち去らず、自ら通報してほしかった。

そんな風に自分にも周囲の人にも自転車の男性に対してもモヤモヤしてしまいました。

1つだけ、ニコが私と一緒になってすぐに介抱しようと自ら動いていたことに少しホッとしました。

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