さて、保育士と日本語教師の二つの資格取得に絞ってスッキリとした様子のニコですが、今は施設の実習に行っています。
施設と言っても色々と種類があり、学校に提出したニコの第一希望は乳児院だったらしいのですが、こちらは数が少ないこともあり、行かれませんでした。
第二希望の児童養護施設も希望者が多かったのか行かれず・・・そして重度の心身障がいのある方のための施設での実習が決まりました。
事前の面談では「実習に来る生徒さんの中には、利用者さんに衝撃を受けて体調を崩す人もいます」と言われたそうで・・・本人も緊張していました。
初日、保育園実習の時とはまた違った感じになることを予想してかなりドキドキ気味のニコでした。
そして帰ってきて・・・
まず、スタッフの方々の素晴らしさに驚いたとのことでした。
皆さんが人として、スタッフとして、利用者の方々にゆったりと優しくてきぱきと接している姿にニコは衝撃を受けたとのこと。
保育園の時の先生たちもすごいと思ったけど、今回もみんなが素晴らしい人たちだった!と。
ただ、本人は利用者さんに対してどうやって接したらいいかわからず戸惑うだけで一日終わってしまった・・・と。
「そりゃそうでしょ、初めて来た人がずっと働いてきたスタッフの人と同じことができるわけがないし、学ばせてもらいに行っているのだから、今はまだ一生懸命周りをみて指示してもらったことに従うしかないでしょ!」
となんとなくアドバイスしてみましたら、「そうだよね・・・」とちょっとホッとしたようでした。
マジメなのでしょうかね、自分が何をしたらいいのか、何ができるのかがわからなくて・・・と悩んでいる様子。
でも、実際に私も施設などで働いたことがあるわけではないので、自分ももしもその場にいたら同じことを感じてしまうでしょう。
何もできない、どうしたらいいのかな、自分に何ができるのかな、と同じように葛藤するでしょうね。
でも、そんなこと施設側に人もわかっていますよね。
毎年実習生を受け入れてくださっているのですから。
今感じたことそのままを日誌に書き、最後の日誌でそれが少しでも成長できていればいいのではないかなぁと思いました。
そのための実習ですものね、即戦力なんて誰も期待していません。
自分の目で見たこと、感じたこと、教わったことをしっかりと記憶して日誌に記録していくことしかできないと思います。
その上で最終日、自分が何を学べたのか、変われたのかに気づくことができればいいなと思います。
でも、ニコは保育実習も含めて、とても貴重な良い経験をさせてもらっているなと改めて思ったのでした。
なんだかいろいろなことを吸収していっている毎日がうらやましいです。
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