コンテンツにスキップするには Enter キーを押してください

ショックすぎる出来事

我が家にとって、大変なことが起きました。

真面目な話になりますが、数カ月前、同居する義母が亡くなりました。
突然死でした。

誰も予想をしていなかった突然の別れ。
前日までいつも通り元気で、夜にも会話をしていたのに。
介護状態でもなく、病院通いも全くなく、完全に自立生活をしていた義母。
ほんの数日前に誕生日を迎え、私たちからのケーキとプレゼントを喜んでくれたばかりだったのに。

結構詳細を書くつもりなので、重く辛い悲しい話、そして長くなりますので、苦手な方は読まないでほしいと思います。

それでも私にとっては誰かにこのことを聞いてほしい気持ちで書くことにします。
いずれ消すかもしれませんが。

ある日曜日の朝、夫は7時には家を出て会社に向かい、いませんでした。
8時少し前、義父がかなり動揺した様子で私たちを呼ぶので、イチコ、ニコ、私の3人で慌てて1階に駆け下りました。

急いで義母の部屋に入ると、すでに亡くなっている義母の姿がありました。
私は、すでに亡くなっているのはわかっていながらも「救急車!!」と叫び、イチコが急いで電話をかけました。自宅で亡くなった場合は病院には搬送できず、警察が対応するという知識は一応ありましたが、救急車を呼ぶしかありませんでした。

イチコは、通報先の方の指示に従い、心臓マッサージを試みました。
イチコ含め、その場にいた誰もが心の中ではもう生きてはいないことがわかっていましたが、通話先の方から「できることをしてください!!」と大きな声で言われ、イチコは必死で心臓マッサージをしました。ニコは騒ぐワンコを抱いて泣きそうな顔で見守っていました。

救急車が到着しました。
救急隊の方々もきっと経験上いろいろわかっているのでしょう、一通り確認したうえで「残念ですが・・・」という言葉を聞くことになりました。
その後は警察に引き継がれました。

義父は最近耳の聞こえがかなり悪く、動揺もあってとても会話できる状態ではなかったので救急隊と警察との対応は私がすることにしました。

そして、夫に電話をかけました。
なんて言ったらいいのだろう・・・

通勤途中とわかっていてわざわざ電話をかけてくるなんてただ事ではないとわかったのでしょうね、夫は「どうした??」と何かを感じている様子でした。

私は泣きながら義母のことを伝えました。
夫は言葉を失っていましたが「・・・・わかった。とりあえず一回会社行かなきゃいけないから・・・また連絡するね」と言って電話を切りました。
翌日にとても大きな仕事を控えていて、その仕事の中心になっていたので、誰かに引継ぎが必要だったようです。
「こんな時に・・早く帰ってきてほしい」と思いましたが仕方がないですね。

その後、義弟にも連絡しました。当然ですが、絶句でした。

警察が到着して、現場検証のようなこと、貴重品がなくなっていないか、保険金のこと、義母既往歴等、つまり事件性がないかの確認を受けました。

確認が終わると、義母は検案のために一旦警察に搬送されていきました。
なんだかあっという間の出来事でした。

呆然とする私たち。
とりあえず、葬儀のこともあるので葬儀社を早く決めた方がいいと言われ・・・
親族に相談して近くの葬儀社に連絡をして・・・

昼過ぎにようやく自宅に帰ってきた夫。
義母は警察に搬送されたままなので、すぐに会うことは叶わず。3時間かけて駆け付けた義弟も同じでした。切なかったです。

夕方、警察から連絡が来ました。心不全だったそうです。推定時刻は深夜0時頃。
詳細は解剖しないとわからないとのこと。そこまでは望まないと伝えてあったので、「心不全」ということしかわかりませんでした。

義母が最後に会話したのは夫で、帰宅した21時40分頃。
部屋に声をかけると、その時は普通にテレビを見ていたそうです。

仕事終わりが遅かったイチコを私が迎えに行ったのは23時半過ぎ。もう遅いから、と義母の部屋をのぞかなかったことをイチコと私は後悔しました。こんな時、誰もが「もしもあの時自分がこうしていたら・・・」と何かしらの後悔を抱えてしまうものですね。

その後は怒涛の日々でした。

義父に代わって夫が喪主となり、葬儀のことや親族への連絡等、とにかく忙しい日々。
初めてのことばかりで、夫も私も悲しみに暮れている時間もありませんでした。

それからしばらくして無事に四十九日の法要が終わり、義父の気持ちも私たちの気持ちもだいぶ落ち着きました。
もちろん悲しみはまだまだ消えませんが。

生活は変わりました。
今になって、義母が元気でいてくれたありがたみを痛切に感じます。
義母が元気でいてくれたから私たちはワンコを任せて夜でも外出したり、外食したり、旅行したりできていたのだなと。

義父はある程度料理はできますが、ずっと独りぼっちで食べさせるのも寂しいでしょうし、かといって私も仕事があって義父の生活ペースに合わせるのもなかなか難しい状況。
ということで、とりあえず、朝昼は自分で食べてもらい、夫が休みの日の夜は一緒に食べる、あとは毎日ではないですが、私が作った料理を持っていってお裾分けする、という感じになんとなく落ち着いてきています。

我が家の老犬が義父の癒しになっているので、日中は義父とワンコの二人で過ごしています。
そのワンコももうすぐ16歳になります。
義父のためにも、もちろん私たちのためにもずっと元気でいてほしいものです。

誰でもいつ何があってもおかしくないのだな、と改めて思い知らされた日々でした。
ありきたりな言葉かもしれませんが、今こうしていられることに感謝して精一杯生きていこうと思いました。

長々と書いてしまいましたが、どこかで細かく話したい気持ちがあったので・・・
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
↓ポチっとしていただけると嬉しいです
にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村

日記・雑談ランキング







4 Comments

  1. Coo
    Coo 2024年8月22日

    ご愁傷様です。
    大変でしたね。とくに自宅で亡くなった場合は色々と。。。
    義母さん、お誕生日をお祝いして貰い、最後の会話は息子と。
    何十年も可愛い孫と一緒に暮らし成長を見守り 
    自身は、病気も無く健康に過ごし 最後は、家族に迷惑をかける事もなく旅立つ。
    最高の人生 最高の亡くなり方じゃ無いですか?
    私も義母さんの様に 自立した生活を送り 家族に迷惑かけず この世を去りたいです。
    義父さんが心配ですが、同居する息子夫婦、孫もいるので大丈夫でしょう。
    お互い 入り込み過ぎず 離れ過ぎず そんな感じでいいんじゃ無いですか
    義父さんも幸せ者ですね。
    最近は、独居老人、孤独死 家族と暮らせないお年寄りがほとんどですからね。

    自分もいつ何があるか分からない歳になって来たので、
    色々整理しないといけないな と思う今日この頃です。

    今年の夏は特別暑いので、お疲れの出ないようにご自愛ください。

    • kinakororin
      kinakororin 2024年8月22日

      Cooさん
      とても温かいコメントありがとうございます。
      コメント拝見してなんだか救われたような気がしました。
      義母本人が一番ビックリしちゃってるんじゃないかとは思いますが、確かに、息子家族と長年一緒に暮らしたこと、介護等もなくスッと去って行ったのは本人にとっても周りにとっても良かったのかもしれませんね。
      義母が幸せだと思ってくれたことを願います。
      義父はかなり気落ちしていましたが、少しずつ今の生活を受け入れてくれている気がします。

      とはいえ義父ももうすぐ86歳、足腰が弱っているところに昨夜椅子から立とうとしたところ、足が痺れていたらしく、グキッッとやってしまい…
      とりあえず湿布を貼って寝たのですが、今朝様子を見に行ったら腫れていて痛そうだったので朝から病院に付き添いました。
      さすがに足を痛めてはどうにもならないですね。
      幸い骨折まではいかず、ひどい捻挫、という診断だったのですが。
      とはいえ、普通には歩けないので何かと手伝わないと大変です。

      その他、義母が亡くなってからかなりいろいろなことがあり、それもそのうちブログに書こうと思っています。

      ちなみに、私も義母の死後いろいろ考えてしまい…
      保険の書類の整理などをしておきました。
      急に「ここに何があるからね」とか「ママに何かあったらこうして」とか言っちゃったもんだからイチコとニコを不安にさせちゃったみたいです。
      でも大切なことなので。

      まだまだ酷暑が続きそうですがCooさんもどうぞお身体ご自愛くださいね!

  2. すま
    すま 2024年8月25日

    とても混乱されたことかと思います。大変でしたね。お義母さまのご冥福をお祈りします。

    kinakororinさんも出来事を文字にすることで整理することもできたかもしれず、少し状況が落ち着かれた頃なのでしょうか。
    あの時に何か出来たのかも知れない、はどんな別れにもあると聞きます。お誕生日お祝いなどいつも気にかけてくれる人に囲まれてお過ごしだったこと幸せに感じておられたのだと伝わってきます。イチコちゃんニコちゃんの自立した姿もご覧になられて本当に嬉しく思われてたことでしょうね。お義母さまの存在の大きさに気づくのは後からの方がじわじわと感じるかもしれないですね。お義父様のことも近くにいる分気にかけやすいでしょうし少し安心ですね。(くれぐれもkinakororinさんがご無理ない範囲でよいと思いますよ。)少し時間がかかるかもしれませんが、ゆっくり新しいご家族の形を亡くなったお義母さまも心にいらっしゃる形でご家族で築いていけるよいですね。

    私の周りでも年齢的に悲しい知らせをチラホラ聞くことも出てきて、両実家の親に何かあったらどうしたらいいんだろうと不安に感じる事があります。考えても人それぞれで予め予測は難しいので答えは無いですね。自分も子供たちに迷惑かけないように(特に腰痛!)しっかりしないとと思う一方で、忙しさにかまけて日々に流されてます。汗。天災や天命と言うように分からないことの多い世の中ですが最低限の備えとして、私も来週は健康診断で苦手な胃カメラなど頑張ってきます。汗。

    来週は台風の影響が心配ですね。娘ちゃんたちのお仕事もお休みできないケースもあるでしょうし。皆さま猛暑の体調管理に合わせて、突発的なことにも気をつけてお過ごしくださいね。

    また時々様子など聞けるの楽しみにしています(^^)

    • kinakororin
      kinakororin 2024年8月30日

      すまさん
      いつも優しいコメントをくださってありがとうございます。
      義母が幸せだと感じてくれていたと願います。
      イチコとニコが生まれた時から社会人になるまで優しく見守ってくれたこと、本当に感謝しているんです。
      溺愛していた義弟のことでモヤモヤすることもありましたが笑
      本当に私にも優しくしてくれて。
      娘たちが社会人になって、ようやくこれから経済的にも色々な意味でも恩返しを…と思っていた矢先だったので…
      義母に恩返しができなかった分、義父のためにできることを一生懸命やっていきたいなと思っています。
      義父とも、義母がいた時よりも会話が増えて、新たな一面をみることができたりしてなかなか面白いです。
      こういうことがあると実家の両親のことも心配で。
      こちらも色々ありまして、とりあえずは元気なのですが、またブログで書くことができれば、と思います。

      ノロノロ台風が全国的に影響を撒き散らして困りますが、そちらは大丈夫ですか?
      こちらは急に豪雨になったり止んだりの繰り返しです。
      どうぞ気をつけてくださいね。

      追伸
      胃カメラ大丈夫でしたか〜?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください