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心の平和のために



高校生になり、また段々と汚部屋化されてきていた二人の部屋。

数週間前ですが、イチコが早めに帰った日、なんと自分から部屋を片付けた様です。
いつもならベッドの下にある引き出しの上には、片づけるのが面倒くさいのだろうと思われるプリント類やその他のものがゴチャゴチャと突っ込まれておりました。
ベッドの壁側の横には雑誌などが落ちていました。
それらを、自分から片づけた様なのです。
確かに、少し綺麗になった?とは思ってはいましたが。
しかも、自分から「やったよ」アピールもなかったのです。
これには驚きでした。

でもでも、最近はずっと汚部屋のクローゼットはなるべく見ないようにしていました。
グチャグチャなのは知っていました。

二人は夏休みに向けて「洋服が欲しい」と騒いでいます。

友達は洋服を沢山持っているとかいっぱい買っているとか言います。
うちの二人だって普通に休日を過ごすぐらいは持っているし、買ってあげています。
まあ流行り廃りもあるでしょうが、かわいいものからかっこいいものまで、普通に着られそうな服をたくさん持っているのです。

なぜそんなに服を持っていない気になっているのか。

着られる状態のものがないから、そして奥底に突っ込むことで存在を忘れているからです。

洋服はすべて共用にするというので、高校に入る時だったかな、洋服のしまい方に悩み、苦肉の策として、畳めるものはニコの部屋のクローゼット内の引き出しに、ハンガーにかけるようなものはイチコの部屋のクローゼットにかける、このように決めました。
しかし、その運営?はうまくいっておらず、まずハンガーにかけない。着ようとして着なかった服はたたまずにグチャグチャにして適当に引き出しに突っ込む。そして恐ろしいことに着たであろう服もそのまま脱いでグチャグチャにして引き出しに突っ込む。
最終的にはお互いのせいにしてケンカが始まる。このような状態でした。
学校で使う体操着や部活のウェアなんかもみんなグチャグチャ。最初の頃、ここには何を入れて、と決めていましたが、全く守られておらず無法地帯と化していました。

娘たちの下着類は洗面所の引き出しに入れていましたが、洗面台のリフォームに伴い、自分たちの部屋にしまってもらうことになりました。
今回、その下着を入れる場所を作ることも目的でした。
ついでにもう着ることはなさそうな服の処分も。

見ないようにしていても惨状はわかっていたので、再三にわたって、いい加減、きちんと片づけた方がいい、ということを言いましたが、まあやりませんでしたね。
挙句、着る服がない着る服がないと騒ぐ。
じゃあみてやろうじゃないの!と言う気持ちと、しつこく言いたくない私の心の平和のために、クローゼット内を整理することにしました。

二人がいる時には「うるさい」とか「出てって」と言われてできないので、土曜日、二人が外出するのを見計らってすぐに始めました。

いやまあ、なんというか、楽しかったですね。
ひどく汚いところがキレイになっていくのって。
出てくる出てくる、洋服が。シワシワになって。そしてシミがついて汚れたものも。
全部洗濯し直し、シミを落として、畳んでしまう。
本当に楽しくなってしまいました。キレイになって行く様が見えるのって嬉しいですよね。

小学生みたいに、マスキングテープに「パーカー・カーディガン」「夏用トップス」なんて書いたりしてペタっと貼っておきました。
しまう場所がわからないからこうなるのかはわかりませんが。

もうサイズ的に着れない服、あまりにもくたびれた服、センス的に変わってきたりしているので着なさそうな服。
いろいろ取り出して捨てることにしました。

するとグッチャグチャでパンパンだった引き出しはスッキリ。まだ余裕があり、下着を入れる場所もできました。

外出先から帰って来たイチコとニコに、
「ちょっと部屋見てみて」と言うと、
綺麗になったクローゼットを見て
「あ・・・ありがとう!!」と。

一応、勝手にやったことではありますが、
「幼稚園生や小学生じゃあるまいし、高校生の女子が、親に片付けをしてもらったなんて恥ずかしくて言えないでしょうね。今回は”私の”心の平和のためにやらせてもらったけど、今後は自分たちでしっかりと維持してほしい。もうできないからね」と言うと
「うん・・・ありがとう(バツの悪そうな顔)」

そして、沢山出てきたうえにきれいに洗われて畳まれた久しぶりに見る洋服たちに満足の様子。

恥を忍んで書きました、このブログ。

親が女子高生の部屋の片づけをしたなんて外では言えません!!
とはいえ、今度は本当に最期のつもり。
心の平和という言い訳を付けてやってしまった自分。でもとりあえず本当に平和を取り戻し、気分よくなったので良しとしましょう。

さすがに、大量に発見されたペットボトル、水筒、食べかけのお菓子、ゴミは机の上に並べ、自分たちで始末をさせました。

中学時代に比べたら多少はマシになっていたことだけは報告しておきます(笑)

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2 Comments

  1. 奈良の主婦
    奈良の主婦 2017年7月25日

    上のお子さんのバイトが決まったようでよかったですね。どんな夏休みになるかブログ更新楽しみに拝読させて頂きます(^^)
    お子さん達のお片付けに悩まれているご様子、どうかあまり悩まないでください…リバウンドしてしまうのはお子さん達が悪い訳でもなく、恥ずかしいことでもないので責めないであげて欲しいです。ブログ主さまが出来て当然と思い込まれているお片付け、実は大人なのに片付けられない人は本当に多いです。子供なら尚更です。お片付けセミナーに出席すると壊滅的に片付けの出来ない大人の多いこと!発達障害ではないかと悩まれて出席される方もいます。でも、殆どがその人の利き脳に合った収納をしていない事がリバウンドの原因でした。
    うちの娘も片付けは苦手です。彼女の利き脳に合わせた収納を工夫して改善しています。私もまだまだ勉強中なので現在進行形です( ;∀;)うちは引出し収納とラベリング収納がリバウンドの原因でした。引き出しにしまい込むと服が見えなくなるので、こういうタイプの人にとって見えない服は無いものと同じらしいです。ラベリングが認識できないので、色で区別したり、絵に描いてます。
    お嬢さん達に合った収納がみつかるといいですね。きっと「なんとかしたいのになんで?」と1番モヤモヤしているのはお嬢さん達だと思います。寄り添って差し上げてください。

    • kinakororin
      kinakororin 2017年7月25日

      奈良の主婦さん
      コメントありがとうございます!
      なるほど…引き出し収納が合わない、とかそういう考えもあるのですね。利き脳にあった収納法というものがあるのですか!
      確かに引き出し収納で、入るからと言って詰め込むと下の方の服が見えなくなるのでわかる気がします。
      今回、洋服を重ねないようにしまい、なるべく見えるようにしました。すると本人達はやはりわかりやすいようで、きちんとしまえています。まだ数日ですが。それから、奈良の主婦さんがおっしゃっている「ラベリング」というのと同じかはわかりませんが、どこに何をしまう、というラベルを見て、うちの場合は明らかに楽にしまえるようになったようです。色で区別というのも面白そうですね。
      人によって合う収納法があるのですね。
      2人がやりやすい方法が見つかるといいです。その前にやる気もなさそうですが…
      やってもらった、よかったーありがと!みたいな感じで。
      私自身は以前ほど悩んではいないんですよ!前は、なんでできないの?なんでこれくらいのことが?と悩んでいましたが、最近ではきったないなぁって感じで、怒鳴りつけることや叱ることはないんですよ。
      2人も少しずつは変わってきているし、もうあまり怒ろうとも責めようとも思っていません。
      ただし、どうしてもペットボトルや食べ物が出てくるとイラッとはしてしまいますね…
      娘達も私もまだまだ修行中です。

      アドバイス、ありがとうございます!

      バイトの話、楽しいお話が報告できるといいですけど!

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