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双子育児のこと⑨実家から自宅へ

実家での育児開始までは→こちら

毎日新米ママとして育児にてんてこまい。
実家にいても、昼間は大抵一人でした。
両親も姉も仕事があります。
そんなとき、両親の昔からの親友の方までが育児の手助けを名乗り出てくれたのです。
比較的近くに住んでいるその方は母のことをとても好きでいてくれて、昔から私もお世話になっていました。
kinakororinちゃんが少しでも眠れる時間が取れるように、と何回か手伝いに来てくれたのです。
こうして沢山の家族や知人に助けていただいて育ったイチコとニコです。

実家に滞在中は、沢山の友人やかつての職場の先輩後輩もわざわざ実家まで遊びに来てくれました。
「双子の赤ちゃん」というだけで興味をそそられるのもあるでしょうね。結構沢山来てくれました。
新入社員の頃、厳しくもしっかりと色々と教えてくれた職場の先輩は、ご自身が双子であるため、沢山の双子あるあるを教えてくれたりして面白かったです。

管理入院中にずっと隣のベッドで仲良くなったCちゃんは、私より1週間ほど早く出産、退院しており、その後もお互いメールなどで連絡を取っていました。
おそるおそる育児をしていた私と違って、若さなのか(笑)、かなり大胆育児の彼女の話に勇気づけられたことも沢山ありました。
おー、そんなことしてもいいのか!とか、あ、それ効率的!とか。
彼女にもとても助けられました。

こんな風に、実家での育児は気楽でしたが、結局仕事をしている家族に負担をかけてしまうのではないかという気持ちもあり、当初は1カ月半ほど実家で世話になりたいと思っていましたが、3週間ほどで自宅に移ることを自ら決めました。
両親も姉も残念がってはくれましたが、忙しい彼らに、身体的に疲れさせてしまったのではないかなと気になっていたのです。

いよいよ、自宅へ移る日、父がとてもさびしそうにしていたのを覚えています。
この日は実質、義父母との同居開始日でもありました。
入院前日に引っ越しをして、1泊してすぐに管理入院、途中何回か外泊で泊まりましたがまだそのころはお客さん気分。
これから娘たちとダンナさんと共にここで暮らすのです。

こんどは義父母が嬉しそうに待っていてくれました。
実家にいる間、何度か初孫たちの顔を見に遊びに来てはくれましたが、やはりそこは嫁の実家、遠慮してしまいますよね。
義母は3週間ほど仕事の休みを取っているから何でも言って!と言ってくれました。

しばらくは買い物もままならない私やダンナさんの食事まで作ってくれました。
正直、自分でやりたい・・・、と思っていましたが、生後1カ月の新生児二人抱えての買い物は現実的に結構大変だったし、せっかく仕事まで休んでくれているのだから、と食事の面は甘えさせてもらうことにしました。

ただやはり実家で甘えていた時と違って、義母にはなるべく世話になりたくない気持ちがあり、徐々に自分でするようにシフトしていきました。

その後も泣いていると気になるのでしょう、泣き声がするとすぐに見に来る義母に「大丈夫です」と意地を張って拒んだりして。
少し意地になっていましたね。
実母なら簡単に甘えて一人抱っこしてもらうのに、義母にはあまり頼らないという・・・ちょっと意地悪みたいな私でした。ゴメンナサイ。

こうして自宅での育児も始まったのでした。

つづく

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