イチコとニコ、ついに入学しました。
朝、ニコの学校は生徒と保護者の集合時間が違っていたため、友達と待ち合わせして行くとかで早めに出ました。
相変わらずバタバタしていたので、家の前で記念写真を撮ろうと待ち構えていたのに結局撮れないままバスが来てしまいました。
イチコと私は同じ集合時間だし、ニコの学校とは駅が隣なので、ニコ担当のダンナさん一人で行かせるのもかわいそうかな～と思い、3人で一緒に家をでました。
イチコは少し緊張しているように見えました。
イチコの高校は私の時代は学区が違ったので名前と、入試情報や進路情報とか校風ぐらいしか知らないのですが、割と可愛くて目立つ感じの子が多いと言われているらしく、そんな点でも緊張するみたいです。
周りがいわゆる「イケている子ばかりだったらどうしよう。」と。
イチコは「派手な子だと見られたくないけど、地味系だと思われるのもイヤ」と難しいことを言っています。
ニコは「同じような趣味の子がいなかったらつまらないな～」と言っています。
ニコの趣味とはもちろん洋楽。最初はメジャーなジャスティンだとかテイラーだとかアリアナだとか色々言っていましたが、最近は範囲が広がってマイナーなアーティストからメジャーなアーティストまでどんどん広がってさっぱりわかりません。
イチコも同じような趣味なのですが、中学時代は似たような好みの友達がいたので、3人で色々話して楽しかったようです。
さて、高校に着き体育館に入ると早速保護者席と生徒席に分かれます。
今まではどんなにアウェイなところでも常にどこかに双子のもう一人がいたのですが、この日からは本当に一人です。
他のお子さんにとっては当たり前のことかもしれませんが、イチコにとっては緊張もひときわだと思うので、
「じゃ、頑張って！」
と高校生にもなって過保護にも思いますが、広い大海原に一人送り出すような気分で見送りました。
同じ中学から進学した5人は全員クラスはバラバラでした。
私は友達とワイワイするのもとても好きですが、一人でいることも結構好きなので、こんな時は知り合いがいなくても大丈夫です。
むしろ、それほど親しくないママ友と隣に座ってずーっとお話するのも結構疲れたりするんですよね、実は。
それでも、途中からお隣に座ってきた感じのよいお母さんとお話しをしたら、自宅の方角も同じで、とても話しやすい方でしたので、早速ママ友ができました(笑)
式が終わり、生徒たちは教室へ。
保護者はそのままPTA役員決めです。
やはり任期は3年間。
役員は4種類あり、基本集まりも土曜日とのこと。
3種類は立候補してくれた方がいてすんなりと決まりました。
あと1種類・・・なかなか決まりません。
この雰囲気が苦手で何度か手を挙げてきた私ですが、今回は任期の長さと自宅や職場との距離を考えて躊躇してしまいます。
土曜日集合といっても、そのほかの行事やニコの学校の行事を考えると有給休暇の使い方も考えてしまいます・・・
ごめんなさい、と思いながら今回はやらないぞと手を挙げずにいました。
でも・・・このまま決まらなかったら帰れないし手を挙げようかな、と思ったところで、手を挙げてくれた方がいました。
あと3分位決まらなかったら手を挙げていたと思います。
実際は高校だとなかなか学校の様子もわからないだろうし、横のつながりも今までのようになさそうだし、やってもいいかなーという気持ちが全くなかったわけではないのです。
でもやっぱり高校にもなると小中学校で経験した方も沢山いらっしゃるし、それほど気負わずに引き受けてくださる方が多いのですね。
ありがたかったです。
その後、駅で定期券を購入して、地元駅でニコ達と合流してからランチをして帰りました。
入学式って特に大変なことをするわけでもなく、親なんて座っているだけみたいなものなのに、なんだか疲れてしまいました。
普段ほとんどはかないヒールも疲れますね。
ニコは同じ中学から14人もいるし、比較的仲の良い友達も沢山いるので、イチコほど緊張もなかった気がします。
しかもクラスには小中学校一緒の男の子がいて、お互い安心したと思います。
余談ですが、ニコの高校はダンナさんの母校なので、知ってる先生がいて、目が合った時にあちらもジーっと見ていたとかで、声をかけたそうです。
「昔お世話になっていました○○です・・・」というと
あちらも「おー、やっぱりそうか～」と覚えていて下さったとか。
異動のない私立高校だからでしょうが、20数年前の生徒のこと、覚えていてくれるんですね。
イチコとニコは合流した瞬間から堰を切ったようにお互いの学校のことを話したり、ずっと楽しそうにしていました。
こんな風に学校が違うと話したいことだらけになるのでしょうね。
これからどうなっていくのか楽しみです。
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