ADHDを考えることで、二人それぞれの個性や特徴をより知ることができました。
といっても、全部漠然とはわかっていたことではあるのですが、改めてハッキリと「あ、イチコってこんなところもあったんだな」とか「ニコのこんなところいいところだな」という気付きが嬉しい副産物のような感じがしています(笑)
双子であることの苦悩って色々あると思うのですが、何度か書いている気がしますが、どうしても「双子」というくくりで見られてしまうことも多々あったようです。
「イチコニコ」という呼ばれ方でひとまとめにされてしまったり。誘われる時も一緒、遊ぶ時も一緒でないと、みたいな。
違う人間なのに・・・と思う一方で、それは逆にお友達の優しさでもありますから。
ただ、より一人一人と別々に付き合ってくれている子というのは、小さな頃から年賀状をもらったりする時などにすごく感じていました。
同じ住所、同じ姓なのに、二人それぞれに別々にくれたりする子がいて、二人とも非常に喜んでいた覚えがあります。
親としては、ハガキ代とか考えると申し訳ないなぁなんて思いつつもそういう心遣いは私もやはり嬉しかったです。
誕生日プレゼントが、色違いやお揃いじゃなく、それぞれが好きそうなものを選んでくれたりとか。
もちろん、二人宛てに1枚の年賀状をくれたり、同じプレゼントを二つくれたりということには、公平に、というその子なりの意味があったり優しさですし、それはそれでありがたいこと。
普段からそんなに意識しているわけではないんです。
ただ、要所要所でわざわざわけてくれることが、うちの二人には、より嬉しかった、という話です。
先日亡くなったお友達、二人をそれぞれ一人の友達として見てくれていた子でした。
多分、それは無意識だったと思いますが。
3人共同じ部活仲間でしたが、二人それぞれと仲良くしてくれて、3人で遊ぶというより、それぞれと別々に遊ぶことが多く・・・そのことはお通夜でお父様やお母様からも言われました。
お通夜の時はご家族も少し落ち着かれてお話もできたのですが、お父様が
「二人と仲がいいのに、3人で遊ぶのではなく、『今日はイッちゃんと遊んだ~』とか『今日はニコと遊ぶんだ~』とか言ってたんですよ、アイツ、面白いですよね。」とおっしゃたので
「そうなんですよね、ありがたいことに、一人一人とちゃんと向き合ってくれて嬉しかったです。」
とお礼を伝えました。
似たような顔、似たような背格好でも、違う人間なのですもんね。
そりゃ、同じ人間二人みたいに扱われたらちょっと悲しい気持ちにもなりますよね。
私が双子を妊娠した時、小学校から高校まで一緒だった、とても仲良くしていた双子の同級生男子から
「オマエ、小さい時はいいけど、いつまでもお揃いの服とか着せるなよ?」
と言われたことがありました。彼自身もそういう思いがあったのでしょうね。
私もそんなこと、双子の親になって初めて意識したかもしれません。
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