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【プチ留学体験記4】語学学校へ



続きです。ご興味ない方はスルーを!

【プチ留学体験記1】
【プチ留学体験記2】
【プチ留学体験記3】

こうして始まったカルガリーでの生活でしたが、到着の翌々日から学校に入ることになっていました。
ところが、いよいよ学校に行くという日の前の晩、エドモントンから帰った時、お父さんのDanから、

「明日、○○達(滞在中のドイツ人カップル)とロクサーヌとカナディアン・ロッキーに行くから、kinakororinも一緒に行こう!」

と言われました。
私は、明日から学校が始まるから残念だけど行かれない、と断りました。

するとDanは

「Oh!No!!学校なんて休め休め!そんなものよりもっと素晴らしいものを見に行こう!!休んじゃえ休んじゃえ!」
としきりに言います。

まあ確かに、カナディアン・ロッキーに行くことが夢だったし、自分ひとりで行くのもなかなか大変そうだし、
ま、いっか、と思って初日いきなり学校を休むことになりました。
学校に電話したかどうかは覚えていません。

そして翌朝、また皆でDanが運転する車でロッキー方面に向かいました。
途中、エルクという鹿がウロウロしてたり、グリズリーベアを遠くに眺めたり。もうそれだけで感動。
ついに来た!いよいよ、私の夢がかなうんだ~とワクワクでした。

車に自転車を二台積んでいたので、途中の山中、交代で自転車で下ったり、有名なコロンビア大氷原を歩いたり、Danお気に入りの渓谷に連れて行ってもらったり、大興奮でした。
帰りはキャンモアという町で皆でごはんを食べて夜遅くに帰りました。

そして翌日、いよいよ語学学校へ。
1カ月単位で入学できるのですが、その初日はすでに前日です。他の6月から入学する人はすでにもう昨日から通っているわけです。
どうしたらいいかわらかないまま、とりあえず学校に行ってみました。
行き方はステイ先のお母さんに教えてもらい、バスでダウンタウンまで行き、あとはビルとビルをつなぐ通路を通って行きます。
朝からなので、開店したばかりのカフェや、まだ開いていないお店を眺めながら通学。これもまた楽しかったです。
カフェで朝食をとるビジネスマンの姿は、まるで映画をみているような感じでした。

その学校は普通のオフィスビルの中にあり、受付で自己紹介をして手続きをしました。
それからスタッフの女性と二人で様々な会話をして、その様子でクラス決定されるという簡単なテストを受けました。
確か、なぜカルガリーに来ようと思ったのか、とか自分の国とカナダとの違いはどこか、とかそんな内容の会話だったと思います。

クラスは「beginner(初心者)」、「intermediate(中間)」、さらにその上のビジネスクラス?とかに分かれていて、各クラスがさらに3段階に分けられていました。
私は「intermediate」の中の「1」だったか「3」だったか忘れましたが、とにかく3段階では一番下のクラスでした。
授業は、午前中はグラマー、午後は会話、こんな感じだったかな。

クラスは本当にインターナショナルで、20人ほどだったと思いますが、南米の方が多かったです。
あとは韓国人、ヨーロッパはスイスやフランスから来ている人がいました。そして、日本人は私を入れて3人。
さすがに日本人はやはり文法は得意でしたね。非常に褒められた記憶がありますが、会話となると途端に無口(笑)
逆に、文法はめちゃくちゃの南米の方々は会話となると物おじせずにどんどん発言していました。
たとえ間違えていても、気にしない!度胸!という感じでそれがとてもうらやましく感じました。
この時ばかりは本当に当時の日本の英語教育について考えさせられましたね。

最初は緊張していた語学学校の生活でしたが、徐々にいろいろな国の友達ができて、学校に行くのはすごく楽しかったです。
授業が語学力向上に役に立ったのかと言うと特にそうは思えないのが正直なところですが、やはり沢山の人との交流が一番良かったことだと思います。

コロンビアから来た女性からは

「日本人は宗教を持たない人が多いから、それがとても不思議だ」

と言われました。
実際私も、特別な宗教を信じているわけでもなく、確かに無宗教といえばそうですが、日本人でも宗教を持っている人もいれば関心ない人もいるし、それはそれで今の日本の文化であり、日本においては特別不思議なことではない、というようなことを一生懸命説明した覚えがありますが、なかなか理解されず、難しい問題だと思いました。
かといって責められたわけでもなく、お互いの文化を理解しようという議論なので、それはそれで楽しんでいました。

私が一番仲良くなれたのはベネズエラから来ていたアイリスという1つ年下の女の子。
とても気さくで明るくて正直で楽しい彼女とは今でも交流があります。
遠すぎてお互いの国を行き来することは難しいですが、今はネットが発達したので、帰国してずいぶん経ってからお互いをSNSで発見した時は嬉しかったです。
二人でネット上での再会を大喜びしました。

彼女とは映画を観に行ったり、モンゴル料理や韓国料理を食べに行ったり、私のステイ先に遊びに来たり、一緒にアメリカまで1泊ドライブ旅行をしたり。
楽しい思い出が沢山です。

学校には様々なアクティビティが用意してあり、各自申し込んで楽しく週末を過ごす人もいましたが、私は基本的にホストファミリーと過ごしていたので、学校のアクティビティに参加したのは1度だけでした。
その1度は山登り。
軽い感じで考えてなかなかの軽装で行ったら、信じられないほどの険しい山。
安定しないゴツゴツした鋭利な岩山を、あちらこちらをつかみながら登るという過酷なものでした(笑)
本当に一歩足を踏み外したら死と隣り合わせという感じでした。
登り切ってもそこは危険地帯。
でもそこで滑落を恐れながら食べたお昼ご飯は、なぜだか格別に美味しかったです。。
日本じゃありえないプログラムでしょう・・・

でも、いろいろなことがすごく良い経験だったと思うので、それもあって娘たちが憧れているホームステイや留学をいつか後押ししてあげたいなと思っています。

つづく

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