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イチコのADHDを告白

ニコの面談の日、家庭教師の授業がありました。
授業は19時半からの予定でしたが、18時からのはずの面談がずれ込み、終わったのは19時40分。

事前にニコから何度も連絡があり、先生に間に合わない旨を伝えると、先生側は遅くなっても全然かまいませんよ、と言ってくれたので、先に時間通り来てもらい、夕飯を食べてニコの帰りを待ってもらうことになりました。

電車の時刻が合わなかったり、朝自転車で行かなかった日なので、なんだかんだで家に着くのが21時頃になっちゃうかも、と焦るニコを駅まで迎えに行くことになりました。

ちょうど夕飯を食べ終わる頃に私がニコを迎えに行き、イチコと先生はその間待つことに。
その時間にイチコはAO受験をしたいということを伝えたみたいです。

ニコが帰宅し、そのまま授業に突入・・・と思ったら・・・
テキストを学校に忘れてきたとのこと。なんで持って行ってるんだよ!と思いましたが、勉強してたのかもしれませんよね・・・
で、帰ってからのん気にイチコのテキストをコピーさせてもらって、結局始まったのは9時頃。
ニコにはひとまずおにぎりを作って、それを食べさせながら授業をやってもらいました。
大学生の先生は全然いいですよ~これからまだ夜中に後輩が泊まりに来たりするし、明日の朝の時間とか問題ないです!と言ってくれたのですが、本当に申し訳なかったです。

で、二人とも、宿題の世界史のノートを学校に置いてきたという失態。
私などは意地悪なので、宿題やってなかったから学校にわざと忘れたふりしたんじゃないの?なんて思ってしまいましたが・・・
世界史は基本的に授業はなくて宿題だけなのでまあこの日の授業には影響ありませんでしたが・・・

更に、古典の宿題範囲をイチコが勘違いして違うページを勉強していたり。本当か?という気持ちをおしこめつつ・・・

この忘れっぷり、不注意ぶりにいい加減先生も呆れているだろうと思います。

駅に送る車のなかで、イチコのADHDについて話しました。
かなり大人っぽく見えますが、相手は大学生。
ADHDについてよほど関心やかかわりがないと理解するのも難しいかもしれません。

私としてもどこまでどう話していいものかわからないので、とりあえず、イチコが間違えたり忘れたりするのはその影響もあるかもしれないので、今後も手を焼かせてしまうかもしれないですが、よろしくお願いします、と話しました。

先生は、他にも思い当るイチコの間違えを教えてくれました。
難しい問題ですが、少し理解してくれたような気がします。
家庭教師の先生には隠そうとしていたわけでもなかったのですが、イチコの目の前で話すのもアレだし、帰りの車で以前にもちらっとは話しましたがあまり時間もなく・・・という感じだったのです。

でも今後お付き合いしていくうえでは知っていてもらいたいことだったので話しました。
イチコには、先生に話したことは言っていません。

一方で、昨日は終始機嫌がよさそうだったイチコ。
飲まなくなっているお薬について、また少し続けて飲んでみる?と聞くと、素直に受け入れてくれました。
そして、昨日ネットで見つけたADHDについてのマンガを読んでごらん、と勧めました。
ここが難しいのですが、あまり押し付けるのも嫌だろうし、無理やり読ませるのも違うし、ということで、普通にマンガとして面白かったので、
「すごいわかりやすいんだけど、それ以上に細かい描写が面白くて、笑いのツボがママとイチコは似ているから笑えると思うよ」
という言い方で進めました。

すると、最初はあまり乗り気じゃなかったイチコも、「へー」と言って読み始めました。
数話あるうちのまだ1話しか読んでいないようですが、想像通り私と同じポイントで笑っていたみたいでした。これは本当なのですが、イチコと私っていつも見ているところが似ていると言うか、道端で気になる人とか、面白い瞬間とか必ず同じタイミングで見ているんです。
で、笑いのツボも似ているんです。

こんな風に少し気を遣いながら、イチコにもう一度改善したいという意欲を持ってもらえると嬉しいと思いました。

ちょっとあきらめかけていた私に、コメントで力を貸してくれたドロップさん、ありがとうございます!!

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