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先日のバトルとは

で、先日のバトルの原因とは、イチコがまたウソをついたことです。

4月から都内の大学に通うイチコ。
カリキュラムもまだわからないし、帰りの時間も今の時点では読めません。
そうなると、今のアルバイト先、掛け持ちしているうちの長く続けているケーキ屋さんは閉店が7時半なので、通学時間を考えたら平日のバイトが難しくなります。
もう一つのバイト先は土日ですし、大学生になったら忙しいだろうからお休みなどもぜーんぜんOKと言ってくれていますので続けるそうです。
だから、ケーキ屋さんのバイトは変えたい。
それは私も理解できます。

先日、用事があってそのケーキ屋さんに焼き菓子を買いに行き、お店の方に「イチコの母です、いつもお世話になっております」とご挨拶をしました。
するとお店の方の反応は「あー、どうですか?お熱は?」と。
「・・・熱・・・?」一瞬沈黙の私。
「・・・あー、だ、大丈夫です・・・ははは」と逃げました。
速攻でイチコを問い詰めました。

嘘ついて休んだのか?と。
その日ではないのですが、熱を出したと言って休んだらしいです。
用事があったのか面倒くさかったのかわかりませんが、まずそのことを叱りました。
散々よくしてもらって、お世話になって失礼な不義理なことをするんじゃない!と。
一人しかシフトに入れないお店で急に休まれることがどんなに迷惑か。
本当の熱ならまだしも嘘ついてサボるなんて!

でも、叱りましたが、そのバイトを辞めるなという意味ではなかったのです。

それから数日後のある日、イチコは17時から20時までバイトだと言っていました。
私は全く疑いもせず休みだったのでのんきに犬の散歩をしていたのですが、たまたま家を出たイチコに遭遇。
イチコはお店とは反対方向に歩いてきたのです。
私を見つけたイチコは慌てた様子で「あ、道間違えちゃった(笑)」と言って向きを変えました。

「いやいや、あやしすぎるでしょ」と思った私は、しばらくして位置検索をしてみました。
出てきません。位置情報を消しているのです。

「いや、ますますあやしすぎるでしょ」と思いながら電話をかけてみました。
出ません。

散歩から家に戻り、ダンナさんに言うと当然「いや、どう考えてもそれウソだろ、どこいったんだ?」と。
その後、自宅のすぐそばのケーキ屋さんを陰からこっそりと覗くもバイトをしているはずのイチコはいません。

イチコもまずいと思ったのか、LINEも無視、電話も無視を決め込んでいるようです。

全く連絡がつかなかったので、久しぶりにスクリーンタイムで電話とSMS以外のアプリを消してみました。
すると速攻連絡が来ました。
最寄りの駅にいると。
電話しろと言ったのですが、今、お店にいるしできないというので、その後はLINEでケンカ。

イチコが言うには、バイト先には3月で辞めると伝えてあるそうで、3月も下旬に2回入っているだけなので、その日は2月のアルバイト代だけを先に受け取りに行っただけだったそう(現金支給なのです)。
私の方は「え?なんでそれを正直に言わないで変な小細工するの?」となりました。
イチコは「この前バイトサボったからまたママに怒られると思ったし3月で辞めると言えなかったから」と。
「???」意味が分からない。

なんでバイト辞めると言えなくてバイトに行くふりをしたの??
シフトは入ってないけど、全然バイトしてないとまたママがサボったと思うと思ったと。
そのうちヒートアップして「ママがいろいろごちゃごちゃうるさいから嘘をつくんだ」と言われました。

こっちはこっちで、ごちゃごちゃ言われるようなことをしているから言うんだと。
過去に、散々お世話になったしよくしてもらったのだから、辞めるなら不義理をせずに早めにしっかりと理由を言ってご挨拶をしろということは言った覚えはあります。
でも、辞めるななんて一言も言った覚えはありません。

さらに、話をしていくと、すでに大学の近くのカフェにバイトの応募をしていると。
そしてそれをママが反対すると思ったから言わなかったと。

え?

前にイチコとそんな話をした時に、交通費がでるのかどうか聞きました。
4月以降ならともかく、3月はまだ定期は買えないし、東京までお金をかけてバイトに行くのも大変だと思ったので。
交通費が出るならいいじゃない?とまで言いました。

確かに、だいぶ前にイチコとニコが大好きな新大久保でバイトしたいと言った時は反対しました。
大学の場所とは結構離れていますし、何といっても、私も何度か行っていますので、悪いとはいいませんが、夜遅くなると雰囲気的に安心安全な良い環境とは思わなかったのです。

でも、その後「大学のそばのコンビニやカフェは?」と言われた時はいいんじゃない?と答えましたよ・・・

けど、イチコの中では私が厳しくて、サボって注意されたこともあり、怒られるのではないかとどんどん想像が膨らんだのでしょうね。

もうママには何も話さないから!とブチ切れていた様子ですが、もう私の中でも疲れたので会話は打ち切りました。
それから会話しないこと1日半。
その間、ダンナさんがイチコと話をしてくれたようです。

イチコが嘘ばかりつくからママが心配しているのだと伝えてくれたそう。
イチコの言い分はママが怖いから嘘をついてしまうと。

そうか、まだ怖かったのか・・・
厳しくて植え付けてしまったものってなかなか消えないのですね。
最近なんてなーんにも制限もせず好きにさせていたのですが。

口をきかない状態の時に、一度だけイチコが来て
「ママ、明日・・・」と何かを言いかけました。
まだ腹を立てていた私が黙って「キッ」とそちらに目を向けると
「・・・やっぱりなんでもない」と部屋に戻りました。

後でダンナさんから聞いたのですが、翌日、大学の近くのお店のバイトの面接に行くと言いたかったそうです。
またしても私の表情が怖くて言えなかった様子。

そして面接当日、仕事中の私に何度もイチコから連絡が。
履歴書に貼る写真はどこにある?通帳はどこ?そんな会話をしているうちに、なんていうお店なのかとかいろいろ聞きだしました。
結果、面接はOKで、交通費も月にいくらまでは出るという方式らしいので、3月中旬からバイトを始めるそうです。

その後、なんとなくケンカについては触れないまま通常運行に戻っています。
友人のカフェに一緒に行ったのはその後の話なので、なんとなく通り過ぎちゃった感じでした・・・

でも、相変わらず私って怖いんだな・・・

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