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【プチ留学体験記5】憧れのホームステイ



間が空きましたが、続きです。ご興味ない方はスルーを!

【プチ留学体験記1】
【プチ留学体験記2】
【プチ留学体験記3】
【プチ留学体験記4】

カルガリーでの生活は思い描いていた通りの楽しいものでした。
学校も楽しい、家でも楽しい。本当に最高でした。

学校の友達のステイ先は、ほとんどが学校からの斡旋だったようで、私のように独自にホームステイ先を決めている人は見かけませんでした。
学校からの斡旋は料金的には私よりだいぶ安いようでしたが、待遇はそれなりで、サイドビジネスとしてやっているシングルマザーの家庭が多く、部屋を借り、食事を提供してもらう、というだけのことが多いように見えました。

ある友達のステイ先では、一日にジュースは1杯。ミルクは1杯、と冷蔵庫に貼ってあったとか。
お母さんは忙しく、休日にどこかに連れて行ってくれるようなことはなかったようです。
また、ある韓国人の友達のステイ先では、食事がほんの少ししか出されず、いつもお腹が空いているの、と泣いていました。
あまりにもいつも空腹で、彼女は自国から持ってきたインスタントラーメンを、袋から出してボリボリと食べていると言っていました。
そして、どこの家庭も大体が数人の学生をステイさせているようです。

学生が数人いるという点は私のステイ先も同じでしたが、私は個室を与えてもらっていたし、休みの日に色々なところに家族同然に連れて行ってもらったり、車で30分ほどの郊外にあるお父さんの実家に一緒に遊びに行ったり、夜にはお母さんや子供たちとボードゲームを楽しんだり。子供たちと家の周りでかくれんぼしたり近くの公園で遊んだり。
私は私の望んでいた通りの現地の方々との交流を持つことができました。
彼らの知人や友人、親戚が集まるホームパーティにも何度か連れて行ってくれましたし、子供たちの友人とも遊んだりして、家族以外の人たちとも沢山交流を持てました。

フィリピーナのお母さんの友人たちのホームパーティに行ったときのことです。
カナダでもフィリピン人コミュニティがあるのか、親戚なのかはよくわかりませんでしたが、すごい豪邸でのパーティでした。
成功者なのでしょうか・・・(笑)
子供たちは子供同士で盛り上がっているし、お母さんはマージャンが大好きらしく、フィリピン人のお友達とマージャンを楽しんでいます。
どうしてたらいいのかなーと思いながらソファに座っているとある青年に声をかけられました。
そこの家の息子さんで、20歳の学生さんでした。
私も英語の勉強だと思い、楽しく話をしていると、その様子を見ていた彼のお父さんが非常に私を気に入ってくださり、息子さんにしきりに「彼女、いいじゃないか、アタックしろ」と勧めているのが聞こえてきました。
私はちょっと焦りました。
すでに今のダンナさんと結婚の約束もしていたし、全くそんな気もなかったので、その息子さんに、彼がいること、結婚する予定があることを伝えました。
それに、何よりその息子さんは、その時点で私が26歳だったことに相当驚いていました。日本人って幼く見えるのでしょうね。
そして彼もそれについてイヤだと思ったのか、お父さんに「パパ、でも彼女・・・26歳だよ?」みたいなことを言っていました(笑)
悪かったですね、だいぶ年上で。そのぐらいの英語、理解できますよ!笑
それでもそのお父さん、帰り際に駆け寄ってきて「○○の父です!!よろしく!!またあいましょう!!」と熱く握手を求められました。
いや、だから私、もう26歳なんで。スミマセン、という感じでした。

ある時には、ステイ先のお父さんDanのお母さん(当時まだ60歳ぐらい?とても若くて素敵な人)の家政婦さんだったおばあちゃんのバースデーパーティに行きました。
ガーデンパーティのような感じで、みんなでケーキや料理を持ち寄ってお祝い。とても素敵でした。バースデーカードに、日本語でメッセージを書いて!と言われて
「お誕生日おめでとう!アナ!」と書くととても喜んでくれました。

私より前からステイしていたロクサーヌは帰ってしまい、今度は台湾から二人の大学生の女の子がやってきました。
語学学校は違ったのですが、彼女たちはなぜか私にとっても懐いてくれて、お姉さんのように慕ってくれました。
親日国なので、日本にもとても興味があったらしく、日本の文化やドラマ、芸能人についても沢山質問されました。
語学学校での恋愛相談もされたりして(笑)
とてもかわいい妹たちでした。

他にも、Danのお姉さんファミリーやお隣のかわいいおじいちゃんおばあちゃんともお付き合いさせてもらいました。
とにかく、ステイ先の家族親戚知人すべての人の人柄が素晴らしかったです。
感謝以外に何もありません。

ある時、お父さんに、なぜホストファミリーをやって沢山の外国人を受け入れているの?と聞いたことがあります。
すると、二つ理由がある、とのこと。

一つはサイドビジネスとして。
そしてもう一つは、娘たちのため、と。
幼いころから多国籍の人たちと触れ合うことで豊かな感性を育てたい、とのこと。

それを聞いてとても共感しました。
それから私もいつか日本でホストファミリーになりたい、と思いつつも双子育児やら同居生活やらでここまで実現はできていません。
でも、自分がしてもらったように、いつかは自分も日本で現地の人と交流をもちたいと思って訪れる人の役に立ちたいな~と思っています。
それもあって、イチコの学校に来る留学生たちのホストファミリーに応募したのですが、希望者が多く、1年生は来年もチャンスがあるから、とのことで受け入れは叶いませんでした。
イチコもニコも留学することも受け入れをすることも強く望んでいるのでいつかは実現させたいと思います。

ちなみに、前述の、いつもお腹が空いていた韓国人の友達は、私が帰った後もしばらくカルガリーに滞在するとのことでしたので、私が帰国した後、私のステイ先に移れるように頼みました。
私のステイ先のお父さんとお母さんは、彼女がひどい扱いを受けていることに憤り、快く移動を受け入れてくれました。
彼女はアーティスト志望だったので、カルガリーで半年ほど英語を勉強した後、ニューヨークに旅立ちました。

そんな感じで素晴らしい生活をさせてもらいました。
今でもSNSでつながっており、いつの間にか彼らの家はリフォームを重ねてさらに素敵なお庭ができていたり、部屋もますます素敵になっている様です。
当時はまだ9歳、12歳だった姉妹はお姉ちゃんはもう二人の天使のような娘のお母さん、妹はメイクアップアーティストになって活躍しています。

つづく

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