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双子育児のこと⑥出産



管理入院後半までの話は→こちらです。

突然決まった翌日の帝王切開に戸惑いましたが、こればかりは仕方ないです。
子供たちの安全第一。
時間は未定でした。
急だったので「手術室が空いたら」というザックリした感じで・・・笑

朝からダンナさんが来てくれて、個室に移り、おしゃべりしながらその時を待ちました。
そして午後1時過ぎだったと思いますが、
「はーい、オペ室、空いたので行きますよ~」と突然ベッド毎ガラガラと連れ去られました。

よくドラマなんかであるように
「頑張れよ」
「うん」
と手を握り合うようなシーンはもちろん無く。

「え?あ、じゃ、じゃあね~」ガラガラガラガラ・・・
みたいな感じでした(笑)

入院も手術も今回が初めてだった私。
手術室に入るとドキドキしました。思っていたより広くて明るくてゴチャゴチャしている。

病院でもらったお産セットに入っていたウエアを着ていた私ですが、当然のように素っ裸に・・・(//▽//)
いや、猛烈に恥ずかしかったっス。
医師や看護師さんは慣れていてなんともないのでしょうけどね、素っ裸って!!笑

で、麻酔は背中に打たれてドーンと。結構ドーンと来ました。
部分麻酔なので、術中はずっと意識もあり、医師同士の会話も聞こえていました。
執刀は研修医のあの先生。
今回が初めての双子ちゃん帝王切開だとの話でしたが、担当医よりも断然信頼していたので安心してお任せしました。
そして担当医とベテラン医師との3人体制でした。

途中、あの担当医が
「あーあー、僕も早く赤ちゃん欲しいなぁ~」と言い出したのでギョっとしました。
え?私語?手術中に私語?私、起きてるよ?と思いましたがさすがに顔は見えなかったので黙っていました。
もう一人のベテラン医師が
「なんで~?作ればいいじゃん」
「だって奥さん仕事がさぁ~」
みたいな。
ちょっとちょっと勘弁してくださいよ。
あんたたちは執刀してないけど、執刀中の研修医の先生の集中力を乱すことはやめてくださいよと思いましたね。
言いませんでしたけど。

そんなことを考えていたら、
「はい、一人目の赤ちゃん、出ますよ~」と聞こえてきました。

余談ですが、双子の場合、帝王切開で先に出すのは、子宮口により近い位置にいる子なのだそうです。
普通分娩で先に生まれるはずだった子からってことですね。
昔は後から生まれた方がお兄ちゃんとかお姉ちゃんとか言われたみたいですけど、現代では先に生まれた子が長男、長女だそうです。

あっという間にイチコの元気な鳴き声が聞こえてきました。すぐに顔を見せに来てくれました。
お腹の中ではニコよりはおとなしい印象でしたがものすごい大きな声でした。

そして1分後…
「はい、二人目の赤ちゃん、出ますよ~」
と言ってまたすぐに大きな声が。

イチコはオギャーオギャーと顔をクシャクシャにして激しく泣いていましたが、ニコが顔を見せに来た時は、小さな目を一生懸命開こうとしていて、見えてはいないのでしょうが、ビックリしたような顔をしてパチクリとキョロキョロしていたのが印象的でした。

二人が無事に生まれて、本当に安心しました。
直前はニコの心配や手術の不安が大きかったので、とにかくホッとしました。
その後二人は同じコットというか、透明なボックス?に入れられ、ダンナさんやジジババが待つ病室に顔を見せに連れていかれました。

私はまだあと少し。
お腹の中をキレイにして、閉じなければいけません。

二人が生まれた後、子宮が収縮し出し、猛烈な痛みがやってきました。
麻酔が切れたのか、効いていても感じる痛みなのかわかりませんが、それまで感じていなかった猛烈な痛みです。
あれって陣痛みたいな感じなのかな。
「陣痛」がわからないので、なんとも言えないのですが。
どんどん痛みが激しくなり、枕元で私の手を握ってくれていた看護師さんが、ちょっとスミマセン、と何かを取りに行って手を離した時は必死で手を振り回してその人の手を探した覚えがあります(笑)
すぐに戻って来てくれて手を握ってくれましたが。
日頃痛みには強い私だと思っていましたが、人の手を握って耐えようとする自分に驚きましたね。

痛みで意識が遠のきそうになった時、終わりました。
生まれるまでは元気だったのに、手術が終わったらグッタリ。
さらになぜか息を吸うと背中が痛くなるという現象も起こり、病室に戻ると大げさに酸素マスクをつけられました。
血圧が異常に高く、指には酸素量をはかる機械のようなものをつけられ、管も沢山。超大ごとみたいな感じでしたね(笑)
子供を産んだというだけだったのですが。

ダンナさんはその姿を見て結構心配したそうですが、私自身は無事に生まれた嬉しさと安堵と疲れで、放心状態でした。

イチコ2,534g
ニコ 2,056g

二人の体重差は結構あったのですね。

つづく

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2 Comments

  1. ぴぎ
    ぴぎ 2017年9月1日

    こんにちは

    双子ちゃん育児
    楽しみに読ませていただいてます。

    うちの娘も双子でしたが
    出血が続きいわゆるバニシングツインでもう一人はいなくなりました。
    その事は娘にキチンと話してやりました。

    当時、まだ結婚してなかった私!
    旦那とは高校時代から付き合っていたとはいえ。
    いわゆるデキ婚です。
    しかも双子。
    泣き泣き親に話したのを覚えています。
    酷いつわりの中、2ヶ月間で結婚式の準備。

    普通分娩でしたが…。
    初めての育児ですから。
    寝ない!飲まない!
    何故泣いてるのか分からない…。
    一人でも大変だったのに
    双子ちゃんを子育てされたKinakororinさんはどれだけ大変だっただろうと思います。

    出産は命がけと言いますが…。
    ホントにそう思います。

    赤ちゃん時代は自分の時間なんてないし。
    寝不足だし、病院通いばかりして
    泣いてばかりの昔の自分に言いたい!

    15年後…。
    寝ます!起きろと言っても起きない!
    病院も行かない。
    ギャーギャー泣かなくなるが
    偉そうに文句ばっかり言ってる。
    違う意味でイライラしてるよー

    と言ってやりたい(笑)

    現実は朝から
    バイトもう辞めるー!だの
    学校行くのクソだりー!だの…。
    課題終わってねーヤベー!だの…。
    はぁー。
    ため息しか出ませんよ。

    亡き母が私によく言ってました。
    人はオギャーと泣いて産まれ
    泣いたり笑ったりしながら過ごし
    最期は周りの人達が泣いて
    去っていくんよ…と。
    なるほどな~と思いました。

    朝晩 涼しくなりましたよね。
    長かった夏休みも終わり…。
    平日昼間は平和です(笑)

    今日も頑張っていきましょー!

    • kinakororin
      kinakororin 2017年9月1日

      ぴぎさん
      こんにちは!
      そうだったんですか!娘ちゃん、双子ちゃんだったんですね。
      きっと魂は娘ちゃんに宿っているでしょうから、二人分の充実した人生を送ってくれるといいですね。
      そして高校時代から付き合っているダンナさんとは!
      なんか憧れます♪

      15年後のことを昔の自分に言いたいっていうくだり、笑ってしまいました!
      本当ですよね~。私も言いたい!笑
      うちもとにかく寝なくて、昼寝させようとしても「ネンネやだ~!!」とギャーギャー泣かれて、自分も一緒に寝たかったのですごくつらかったです~
      こんなに寝てばっかりになるとは!ですね。

      バイトやめるーなんて言ってるんですか(笑)
      うちは夏休みのバイトが終わってしまって、他のバイトやりたい~って言ってます。
      学校と部活とバイトになったらヘトヘトになって辞めたくなるんだろうなぁ。
      最近イチコは不機嫌なことが多く、朝話しかけても感じ悪い返事しかしてこないです。はぁ~・・・
      何かあるのかもしれませんが、詮索するとウザがられるだけなので何も言いませんが。

      お母さまの言葉、沁みますね。
      最期は周りの人たちが泣いて・・・。
      人に泣いてもらえるような人間にならないとな~って思いました。

      こちらは昨日今日はかなり涼しく、過ごしやすいです。
      今日も頑張って行きましょ!

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