最近会社で悩まされている老害元上司。
彼だって、職場で、人の邪魔をしようと思っているわけではないのです。
会社のため、これからまだまだ働いていく若い世代の人のため良かれと思っての言動なのはよくわかっているつもりです。
ただ、それが独りよがりの自己満足になってしまっていることに気づいていないということなのだと思います。
以下、日経新聞の記事で出ていたそうなのですが、
「老害」チェックリスト
(1) 自分の若いころと比べ、つい若い世代の仕事のやり方に口出ししてしまう
(2) つい自分の体験談や自慢話をしてしまう
(3) 以前の人間関係を引きずり、昔の部下や後輩に、命令口調で話してしまう
(4) 経験が豊富にあるので、若手にはできないことが自分にはできると思う
(5) デジタル技術にうとく、エクセルやパワーポイントの資料作成を人に頼んでしまう
(6) 電話を取るのは若手の仕事だと思っている。電話に出ても相手の言葉にいらいらして、横柄に話してしまう
(7) 定年後も働く理由について「家にいると妻や家族が嫌がるから」「健康のため」など、周囲の士気が下がることを言ってしまう
(8) 冗談のつもりでも、「給与が半分になったから、仕事も半分しかしない」など、やる気を疑われる発言をする
(9) 人の話を聞かなくなった、とよく言われる
(10) 「この仕事は自分に合わない」と、与えられる仕事のより好みをする
私の元上司、このチェックリストの6以外はすべて当てはまります。3については、命令口調とまでは行きませんが、指示口調です。
特に強いのは、1と2、4、7、8、9、10です。
ほとんど(笑)
もちろん、本人にこのチェックリストを見せたとしても一つもチェックをしないでしょうね。
自覚はありませんから。
子育てと同じで、仕事のやり方も正解がたったひとつではないと思うんです。
みんながそれぞれ仕事のやり方を良かれと思っているのは同じなんですよね。
自分だけじゃないんです。
みんなそれぞれちゃんと考えているのに、自分の考えを押し付ける・・・。
自分がそれなりにやってきたという自負があるから、プライドがあるからそれが一番正しいと思っているのでしょう。
そして、今は退いた立場でありながら、同じ部署にいる限りは、自分が一番上、と思っていつまでも管理している気分でいるのです。
上の立場になった人は特に、一線を退いた自分を受け入れるのに時間がかかるのかもしれません。
そうかといって、老害元上司の後任だった方は、自分の現在おかれている立場を非常によくわきまえた方で、役職をさらに若い人に譲った四月以降、老害とは無縁の全くの無害状態です。
そうやってうまく自分の老いと向き合って行かれる人と、いつまでも受け入れられずに迷惑をかけてしまう人、どこでどう違いがあるのかなぁとか考えてしまいました。
老いを受け入れるって実はとても難しいのでしょうね。
ちょっと違う話ですが、80近い義父や、70過ぎた母にはそろそろ運転をやめてほしい・・・けれども、「老い」という現実を突きつけることに躊躇してしまう周囲の人がいます。
巷で多発している高齢者の運転ミスのニュースを見るたびに、何かがあってからは遅い、と心配になります。
何度かもうそろそろ・・・と言いますが、本人は「まだ大丈夫!」と心底思っているのです。
どうやって傷つけずにやめてもらえるか、最近の姉と私の悩みの種です。
義父も、免許更新の際の高齢者講習を受けることについてちょっと腹立たしく感じているようです。
皆、自分だけは大丈夫だと思ってしまうのもわからなくはないですが。
人間は、記憶力の低下は自覚できるけれど、判断力の低下にはなかなか気づけないという話を聞きました。
なるほど・・・と思います。
世の中、若い世代にとっては30代、40代の人も老害だと映ることもあるようで、自分も自分の考えや意見を押し付けないよう、気を付けようと思います。
これって、子育てにも通じるなぁと思ったり(笑)
いつまでも自分が上の立場だったことを忘れられずに会社にしがみついている老害元上司は、子離れできない親のように見えます。
早く子離れしてほしいと思ってしまいます・・・。
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