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クリニックを受診

昨日、イチコと一緒にクリニックに行ってきました
本当はギリギリまですごく迷って、前日にはやっぱりもう少し様子を見ようか、と言う話になり、本人も「そうする」と言っていたのですが・・・
朝、学校休みたいと言う話から、今後のことを考えて何か打開策につながるかもしれないし、ということで、やはり予約通り行こうということにしました。

17:30からの予約だったので、私は仕事を少し早めに切り上げさせてもらい、帰宅してイチコを車に乗せて向かいました。

クリニックに着くと、かなりの混雑。予約をしてはありましたが、申し訳ないけどだいぶ待つことになりますと言われました。
しっかりと話を聞いてもらいたいのは皆同じだと思うので、了承して1時間ほど待ちました。
待合室には同じような年頃の女の子とお母さんが数名。男の子もいました。
あとは成人男性数名。

何をどうやって話していいのやら・・・
問診票の記入さえどう書いたらいいのかわかりませんでした。

待合室でイチコが
「そういえば・・・部活の踊りが全然覚えられない。これもなにか関係あるのかな」とポツリといいました。
みんなは一度見ただけで覚えられるのに、自分は動画に撮ってさらにそれを反転させてみないと覚えられないと。
最終的には覚えられるのですが、とても時間がかかると。
え?私もそれはそんな感じだけど・・・?ダンスとか苦手で、なかなか覚えられないけど?とは言いましたが、本人が不安に思っていることとして受け止めました。
それと・・・
優先順位がつけられないと。
自分が今やらなくてはいけないこと、でもやりたいことが出てくるとすぐにそっちをやってしまう・・・
そんな悩みが本人の口からポツリポツリと出てきました。

そうか、実は私たち親だけではなく、自分自身でも不安に思っていたことが沢山あったのかな、とこの時思いました。

その日最後の診察でしたが、イチコの名前を呼ばれてさすがに緊張しました。

まず話したのが、この日、ここにくるべきことなのかさえわからずに迷っていたということ。
娘の悩みが、よくあることなのか、何か発達障害的なものなのかがわからないけれど、苦しいと思う時もあるらしいので、受診を決めたということ。
小さい頃から忘れ物が多いこと。持っていくのも持って帰るのも忘れてしまう。
それから部屋の問題。ペットボトルがありえない所から何本も見つかるということなど・・・
片付けが苦手だったり、そいういったことは面倒くさがっているだけなのか、思春期にありがちのことのような気はしますが、ただ、やはりお菓子やペットボトルが引き出しやクローゼットから出てくることはなぜなのか・・・
なんだかあいまいな感じですが、色々話しました。

先生は優しく話を聞いてくれて、話す内容をパソコンに入力していました。
そして、小さい頃はどういう子だったかと聞かれました。

私は私が感じていたイチコの様子や特徴を話しました。
保育園の時のこと、小学校の時のことなど。

保育園に入る前は物おじしない誰にでも挨拶しちゃうような子でしたが、保育園に入って少し受け身で内気な感じになったこと。
友達に合わせて楽しく過ごしていたけど、ちょっときついことを言われると深く受けてとめてしまうこと。
本人も、自分の中でガマンして溜めこんでしまうと言っていました。

先生はこちらが話すことを「はいはい」「はぁはぁ」「なるほど」「そうですか」というよう相槌を打ちながら聞いていました。
時に驚くような反応があったり、ふむふむ、といった様子が見られ、私は、それがどういう意味なのかなーと思っていました。

時間に関することはどうですか?とも聞かれました。
時間にはルーズであるということ、ただ、家族で出かける時などはルーズだけれども、バイトなどには遅刻したりしないことも話しました。

バイトをしている話をすると結構驚いていました。
何か仕事が覚えられないようなことはありますか?と聞かれましたが、今は店番を一人でして接客等は一人でこなしているという話をするとまた驚きの表情。
うーん、どういう反応なんだろうか?

そして、しつこく言い続けて、分別やらお弁当箱のことが改善されてきたこと、同年代のお母さんと話すと、同じような悩みを聞くことなど、だから受診も迷っていたことなども話しました。

あと聞かれたのは、優先順位の話の中で、「やりたいことを思いついたらすぐにしたいですか?ガマンできないですぐにやりたくなっちゃいますか?」と。
本人はそうです、と答えていました。
「学校の授業で気が散ってしまうことはありますか?集中できませんか?成績はどうですか?苦手な科目はありますか?」
そんな質問に一つ一つ答えたイチコ。

あと話したのは、ついついついてしまうウソを本人もつきたくないのに、とりつくろってまたウソをついてしまったりすることもあると。
それによって私も怒ってしまったり責めてしまったりするけど、本人も苦しんでいるということ。

そして、「今日来られたのは、何か発達障害とかそれとも情緒的なことを心配されてのことですか?」と聞かれました。
明確には答えられませんでしたが、どちらも心配しています、何か今の状況の解決策になるかもしれないと思ってきました、と答えました。

それでは、テストを受けてみますか?と。
どういうテストかを聞くと、知能テストのようなものです、と。それは別に知能を測るモノではないのですけど、聞いたことを覚えていられるか、とか視覚的なこととかそういったことのテストとのことでした。
あとは質問に答えたりして診断するようです。

テストを受けるかどうかの判断はこちらにゆだねられたのですが、どうしたらいいかもわからず。
思わず先生に
「ここまで話を聞かれて、先生としてはどう感じられますか?」と聞いてしまいました。
すると
「うーん・・・半分ぐらいは当てはまるような気はしていますが・・・」
とのことでした。いわゆるグレーゾーンというやつを感じられているのでしょうか。わかりません。

本人と相談し、とりあえず受けてみよう、ということになりました。
ただ、日程がなかなか予約できず・・・
学校は休めないので、土曜日などを希望しましたが、ずっと先までいっぱいでした。
かなり先ですが、学校が午前授業の日があったので、その日に予約を入れました。
私はその日行かれませんが、もう場所も様子もわかったし、こわいところではなかったので、イチコ一人で行くことにしました。

この日は2種類の質問の冊子のようなものと、私と一緒にやってくださいと言われたアンケート用紙をもらって帰ってきました。
次回、それを持ってイチコ一人で行ってきます。

行ってみた感想・・・
本人的にはすごくスッキリした表情をしていました。
最初は何をやるのかな、と緊張していたようでしたが、話をしてみて、少しずつですが自分でも話していたので、人知れず背負っていた不安を少し降ろすことができたのかなと勝手に思いました。
どういう診断が下されるのかはまだまだわかりませんが、漠然と不安を抱えていたイチコが自分自身のことを改めて見つめてみるきっかけになったような気がします。

私自身もそうです。こういったクリニックに行くことがすごく不安だったし、何よりイチコが嫌な思いをするのではないかと思ったりしたのですが、思春期外来的なこともしているところだったので、行ってみて色々な意味で安心しました。
友達の高校一年生の娘さんが、中三の時にうつ病にかかってしまい、色々と大変だったそうなのですが、おそらく・・・ここのクリニックにかかっていたのではないかと思いました。詳しくは聞きませんでしたが、場所の話とかからして・・・
その娘さん、受験の大変な時期も乗り越えて今はだいぶ回復されている様なので良かったです。

ちょうど最近、アナウンサーの小島慶子さんが、40代で軽度のADHDだと診断された、という記事を読んだばかりでした。
診断されるまでかなりつらい思いをされたようでした。診断されたことで、肩の荷が下りたと。
イチコはまだ何も診断されていませんし、何も変わっていませんが、この先、娘が少しでも生きづらい人生にならないようになるといいなと思います。

またこの話の続きは後日になると思いますが。

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