1カ月半我が家に滞在していたフランチェスコ(仮名)が母国に帰っていきました。
思えば、全く見知らぬ外国人の高校生を突然1カ月半もうちで預かるということは、なかなか大変なことだったのではないかと我ながら感心(笑)
でも、終わってみれば良い思い出ばかり。
時には疲れや眠さでご機嫌が良くなさそうな無口な日もありましたが、家族ならそれもよくあること。
イチコとニコだって朝は大体不機嫌・・・(笑)
それでも一人異国の地で日本語を勉強しようと頑張っている姿には心から応援したくなるものがありました。
毎日遠くの高校まで1時間半かけて出かけて行く姿。
週5日の部活を頑張る姿。
日本語や日本文化を理解しようと努力を続ける姿。
最後の一週間は学校のクラスの友達や、部活の友達とのお別れ会で忙しそうでした。
特に、部活の仲間とは一緒にいる時間が長かったと思うので、お別れ会で泣いてしまったそうです。
翌朝も思い出して朝食時にポロポロと涙を流して泣きだしたのでちょっとビックリしましたけども(笑)
でも、それだけ皆から愛されて良い思い出ができたのね、と私まで嬉しくなりました。
最後の方は「帰りたくない」といつも言っていました。
そんな風に思える留学生活を送ってもらえて、日本人としても嬉しく思いました。
そして帰国前日の夜は我が家でお別れパーティでしたが、フランチェスコも何回か会ったイチコとニコの幼馴染も駆け付けてくれて賑やかに過ごしました。
最後は私たち家族に感謝のスピーチ・・・私はちょっとウルっとしてしまいました。
帰国日の朝もうちのワンコをいとおしそうにずっと撫でてくれていました。
フランチェスコは家を出るのが毎朝とても早かったので、大抵私がお弁当を作っている後ろで一人、私と会話しながら朝ごはんを食べることが多かったのです。
でも、最後の朝はあえて和食にして、家族全員で食卓を囲みました。
見送りに行った空港で、荷物を預け入れる列に並んでいる時も涙があふれている様子でした。私も何度もウルっとしてしまいましたが、笑顔いっぱいで送りたかったので我慢しましたよ(笑)
別れ際に、家族全員で撮った写真と、メッセージカードを渡しました。
家に着いてから連絡をくれたのですが、カードを飛行機の中で読んでまた泣いてしまったそうな(笑)
本当に涙もろいのね・・・。
今回のことは、私たち家族にとっても貴重な良い経験になりました。
そして、義父母にも心から感謝しています。
滞在中、彼と義父母とはほとんど関わりはなかったのですが、突然の外国人のホームステイを快く受け入れてくれて、フランチェスコの部屋は義父母と同じ階だったのでトイレや洗面所を使う時も気を遣ってくれたでしょうし、なんだかんだと声かけてくれたりしました。最後には甚平の贈り物まで用意してくれて・・・
元々受け入れを希望していたのはイチコとニコと・・・私(笑)
ダンナさんもそれをすんなりとOKしてくれて、相手に気を遣わせないようにいつもくだらない冗談で和ませてくれたし、フランチェスコもそれをとても喜んでくれました。
「お父さんがいるととても楽しい。帰ったらお父さんの冗談が恋しくなる」とまで言っていました。
数軒のホストファミリーを渡り歩いてきた彼ですが、それぞれとの思い出が沢山あると思います。
最後のステイ先となった私たち家族との思い出も忘れずにいてほしいものです。
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