友人と話していて、働く母親にとってはまだまだ厳しい社会なのだなと感じたこと・・・
私でなく、彼女の会社の話なのですが・・・
友人の勤める会社は、社員数こそそれほど多くはありませんが、その業界ではノリに乗っているように見える会社であり、社長もまだ若く、現代的な印象を受ける新しい会社です。
毎日めまぐるしく状況が変わり、仕事も忙しいそうです。
彼女はには小学生の子供がおり、毎日1時間半かけて出勤しています。
子供が小学生になったタイミングでそこに就職が決まったそうです。
契約上、時短の日があったり、休日出勤はほぼないらしいのですが、それでもやはり子育てをしながらの仕事はなかなか大変だと思います。
彼女のツラいところなのが、その会社の社員の中に子育て中の主婦がほかに一人もいないこと。
女性は20代、30代、40代の独身女子がほとんど、既婚の女性もほんの数名だとか。
子育てをしながらの勤務はなかなか理解を得られないことも多いらしく、どうせ早く帰るんでしょ?的な視線がとても辛いそうです。
彼女としてはやるべきことはやっているし、時には残業で終電になることもあるらしいのですが、毎日は残業しないことで、大して仕事をしていないようにみられると悩んでいました。
実は、私の姉も似たような状況で、苦しんでいます。
社内に子育て中の主婦兼社員が1名しかいないようです。
独身のバリバリキャリアウーマン達に、子供のことで休むとはとてもに言いづらい会社とのこと。
友人も、子供が熱を出したとしてもそれを会社に言えないと言っていました。
ちなみに、私の会社は上司も会社も理解があるので、子育てをしながらここまで快適に勤務をさせてもらっています。
男性社員も子供関係でのお休みが取りやすく、3歳までの子の用事で休む時は「育児休暇」という制度もあり、皆普通に使っています。
会社によってこんなに違うとは。
友人は他の女性社員からイヤミを言われることも多々あるらしく、本当に辛そうです。
ただでさえ、子育ても中途半端になっているのでは?と悩みながらの仕事、そこへ加えて社内の雰囲気が子育て中の社員への理解がないとしたら、いつかは辞めてしまうか、精神的に参ってしまうのではないかと心配です。
友人は「あなたは何でも持っている。結婚もして、子供もいて、家も持っている。その上何を望むのか」的なことを言われたことがあるそうです。
それを言った方はもしかして人生の目標がそこなのかもしれませんので、自分にないものを持っている友人をやっかんでいるだけかもしれません。
実際はわかりませんが、子供がいないからってことで残業をさせられている気になっているのかもしれません。
その人にはその人の言い分があるのでしょう。
ただ、結婚して子供がいて持ち家がある人が働くことがそんなに迷惑かけてますか?と問いたいです。
子育てやマイホームのローンの為に働くことが必要な人だっています。
じゃあ、パートだったり、派遣だったり契約だったり、もしくは子育てに優しい会社を選べよと言うかもしれませんが、そんなことを言っていたらいつまでも古い体質が変わらない社会になってしまうのじゃないかな。
確かに、子供がいると、時には迷惑をかけることもあるかもしれませんが、社員の当然の権利の有給休暇や時短制度ででなんとか頑張っている友人が他の人よりも迷惑をかけているとは思いません・・・
私の会社のように、驚くほど子育てママに優しい会社の話も聞きますが、悩んでいる友人や姉の話を聞くと、まだまだ厳しい世の中なのかな・・・と感じてしまいました。
独り身だから残業できるだろう、という会社があったとしたらそれは問題。
残業することが仕事をしているのだと思われるのだとしたらそれも問題。
同じ給料だとして、子供がいるから仕事をしなくていいよ、という会社も違うのかなと思います。
結局不公平感を感じてしまうのでしょうね。
私も、母親であり、妻であり、会社員であり、一人の人間であり・・・色々な顔を持っています。
色々な考え方や様々な事情の人がいるのに、そんな風に軽率なことを言いたくないなって思いました。
もしも、この友人の会社の女性が皆子育てをしながら働いていたとしたら・・・と考えると、お互い助け合ったりでうまく行くのかもしれませんね。
結局、独身の人、既婚の人、子供がいない人、子供がいる人が、立場の違うお互いのことを理解しあうのは予想以上に難しいのかもしれません・・・
同じように、働く妻とその夫、専業主婦とその夫などについても同じことが言えるのかもしれませんね。
本音は見えませんが、理解し合おう、という姿勢を見せることって大切ですね。
私も自分の立場から見るだけでなく、色々な立場の気持ちを理解できるように考えたいなと思ったという話でした。
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